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東大IPC、「東大IPC 1st Round」第2回目の支援先を決定

2020年03月25日 10時00分更新

 東京大学協創プラットフォーム開発(東大IPC)は3月25日、「東大IPC 1st Round」第2回目の支援先を決定したと発表。支援先は以下のとおり。

・チーム名:Pale Blue
・代表者:浅川純氏
・所在地:千葉県柏市
・事業内容:小型衛星用水推進機の開発・販売

・法人名:ファンファーレ
・代表者:代表取締役 近藤志人氏
・所在地:東京都港区虎ノ門4丁目3−1 城山トラストタワー4階
・事業内容:廃棄物業界の省力化・効率化

・チーム名:UrbanX Technologies
・代表者:前田紘弥氏
・所在地:東京都文京区
・事業内容:道路点検など、都市インフラのリアルタイムデジタルツインの構築

・法人名:スマートシティ技術研究所
・代表者:薛凱氏
・所在地:東京都足立区
・事業内容:社会インフラの点検・診断支援

・法人名:Liquid Mine
・代表者:代表取締役 近藤幹也氏
・所在地:東京都港区
・事業内容:リキッドバイオプシーを用いた次世代の白血病遺伝子検査

・法人名:Magic Shields
・代表者:代表取締役 下村明司氏
・所在地:静岡県浜松市東区有玉南町1867−1
・事業内容:高齢者の骨折を防ぐ、転倒時だけ柔らかくなるマット・床の開発

 今回の採択にあたりPale Blueの浅川氏は「小型衛星のさらなる市場拡大には、宇宙空間で能動的に小型衛星を動かすための推進機が必要不可欠になります。しかし、大型衛星用の推進機は高圧ガスや有毒物を推進剤として用いており、体積・重量・コストの観点から小型衛星に適用することは困難でした。Pale Blueは、東京大学で研究を進めてきた、安全無毒で取り扱い性・入手性の良い水を推進剤とした小型推進機の技術を社会に実装することで、小型衛星の市場を拡大させつつ、持続的な宇宙開発を実現します。本プログラムの支援を受け、法人設立及び事業展開を行っていきます」とコメント。

 ファンファーレの近藤氏は「私たちのミッションは労働人口不足で立ち行かなくなる廃棄物業界の省力化・効率化です。まずは産業廃棄物回収の省力化に取り組んでおり、弊社サービスを利用すると配車計画作成にかかる時間が100分の1以下になります。全国の産廃業者とリレーションがすでにあること、業務自動化の高い技術力があることを強みとしております。東大IPCからのご支援を受けて、強靭な社会インフラの構築をよりスピードアップできればと思っております」と述べる。

 東大IPCは、東大関連ベンチャーへの投資を手がける東京大学の投資会社。ベンチャーの起業を目指す卒業生・教員・学生などの東京大学関係者や、資金調達を実施していない東京大学関連のシードベンチャーに支援活動も実施している。同社は東大IPC 1st Roundの活動を通じて、東京大学関連ベンチャーのさらなる裾野拡大と、日本企業のオープンイノベーション活動を支援するとしている。

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