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アクセンチュア初の女性CEOジュリー・スウィート氏が語る

挑戦に恐怖を覚えない夢は、十分な夢と言えない

2020年03月19日 09時00分更新

あらゆるCEOはテクノロジーCEOでなければならない

 2020年という年を、スウィートCEOは、「テクノロジーとデジタルのポテンシャルを提供する10年間の始まりである」と表現する。

 アクセンチュアでは、重要なテクノロジーのトレンドを予測している年次調査レポート「Technology Vision 2020」を発表しており、これまでに「すべてのビジネスがデジタルに」(2013年)、「デジタル化時代の創造的破壊者へ」(2014年)、「デジタルビジネスの時代:業界の垣根を越えて」(2015年)とするなど、デジタル時代の到来や、デジタルを活用した異業種分野からの参入などを予測していた。

 2019年には、「ポストデジタル時代の到来:次への備えはできているか?」と題して、ポストデジタルへの突入を宣言。そして、20回目の節目となる今年のレポートでは、「ポストデジタル時代を生きる―企業が『テック・クラッシュ』を乗り切るには」と題して、人が多くのテクノロジーを、自らの働き方や暮らしに組み込んでいる一方で、企業や組織が必ずしもそのニーズや期待に対応しきれていない実態を示してみせた。

「TECH CLASH」について、アクセンチュア ポール・ドーアティCTO兼CIOが講演

 同レポートを担当したポール・ドーアティCTO兼CIO(チーフ・イノベーション・オフィサー)は、「企業は、大きな転換期を迎えているなかで、やみくもにテクノロジーを活用するのではなく、人の信頼を得ることを最優先に据えて、その中核となるビジネスやテクノロジーのモデルを見直し、競争と成長のための新たな基盤を築いていく必要がある」とする一方、「これまでは、『あらゆる企業はデジタル企業である』と言ってきたが、これを少し修正する必要がある。これからの時代は、『あらゆる企業はテクノロジー企業』となる。そして、人が中心になるという点では、経営層がテクノロジーを理解する必要がある。『あらゆるCEOはテクノロジーCEOである』という時代がやってくる」と予測した。

 これからの10年に向けて、2020年は変革の節目となる1年になりそうだ。そして、経営者自らがテクノロジーを理解するCEOに変わることが求められる。スウィートCEOは、自ら率先して、それに取り組む役割も担うことになる。

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