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お手頃価格のスタンダードノートPC、ゲーミングノートPC、ゲーミングデスクトップPCで試した

バトルロイヤル初心者も始めやすい「PUBG LITE」をプレイ! オススメな10万円台前後のPC3台で遊んだ

2020年04月03日 11時00分更新

10万円台ちょっとでライトなゲームなら超快適に遊べる
たまに持ち運ぶ程度なら問題なし

シンプルデザインの15.6型ゲーミングノートパソコンのG-Tune P5

 G-Tune P5は、税別11万9800円からでCore i7-9750HとGeForce GTX 1650を搭載し、ライトなゲームであれば超快適に遊べるコストパフォーマンスの高さが魅力の15.6型ノートパソコンだ。

 G-Tune P5のサイズはおよそ幅364.5×奥行258×高さ25.5mmで、重さは約2.3kg。モバイルするにはちょっと厳しいサイズだが、室内で持ち運んで場所を変えて遊んだり、たまに友人宅でオフラインで一緒に遊ぶ際に持ち運ぶ程度であれば余裕といえるサイズ感だ。

室内なら余裕で持ち運んで使えるサイズ感

 一昔前のゲーミングノートといえばごっつい筐体のイメージだが、狭額なナローベゼルを採用することで、よりコンパクトかつソリッドでスタイリッシュな筐体を実現。ベゼルが狭いので、没入感も向上している。

ブラックで統一されたデザイン

 G-Tune P5のディスプレーの解像度は1920×1080ドットで、ノングレアパネルを採用。PUBG LITEのように、長時間練習して上手くなりたいと思えるタイトルをプレイする際は、目が疲れにくいノングレアのほうがありがたい。

 筐体デザインはブラックで統一してありとてもシンプルだが、キーボードのLEDバックライトはソフトウェアでカラーの変更が可能なので、派手な色にしてゲーミングっぽさを味わうことも可能だ。

狭額ベゼルでスタイリッシュ。ノングレアパネル採用で長時間ゲームプレイや作業にも向いている

 G-Tune P5のインターフェースは、左側にUSB 3.0、USB 2.0、マイク入力、ヘッドフォン出力を、右側にSDカードスロット、USB 3.1、USB 3.1(Type-C)を、背面に有線LAN端子、HDMI出力、Mini DisplayPortを備える。

左側にUSB 3.0、USB 2.0、マイク入力、ヘッドフォン出力を配置

右側にSDカードスロット、USB 3.1、USB 3.1(Type-C)を備える

背面に有線LAN端子、HDMI出力、Mini DisplayPortを搭載

 マイク入力とヘッドフォン出力が左にあるので、右側のUSB端子に有線ゲーミングマウスを接続していても、ヘッドセットのケーブルと絡まってマウスの操作ミスが起きないのはうれしいポイント。加えて、背面に有線LANと外部出力端子があるので、別途ディスプレーに接続して使う場合もケーブルの取り回しがしやすい。さらに、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応しているので、対応のルーターを持っていれば、有線に引けを取らない安定した環境でゲームプレイが可能だ。

 そのほか、GeForce GTX 1650とCPU内蔵グラフィックスを切り替えて使用することで長時間バッテリーを実現する「MS-HYBRID」機能を搭載。CPU内蔵グラフィックスに切り替えれば、最大約9.6時間のバッテリー駆動が可能だという。ゲームはパソコンデスクで、仕事するときはバッテリーを接続せずにリビングでといった使い方ができるのは便利だ。

PUBG LITEは超快適、設定次第ではPUBGも快適プレイ可能

 G-Tune P5の主なスペックは、Core i7-9750H、GeForce GTX 1650、8GBメモリー、256GB SSD(M.2接続/NVMe対応)という構成だ。まずは基本性能からチェックしてみた。

 パソコンの総合性能をチェックできるPCMark 10では、総合スコアが3890という結果に。また、ソフトウェア起動とブラウザーの描画速度を示す「Essentials」は7897、WordやExcelなどのアプリケーションの動作速度を示す「Productivity」は6370、動画編集機能や3Dグラフィックス性能を示す「Digital Content Creation」は3176だった。Officeソフトでの作業はもちろん、軽めの写真編集などであれば問題なくこなせそうだ。

PCMark 10の結果

 CPUの性能は、CINEBENCH R20でチェック。CGレンダリング速度から性能を計測してくれるもので、結果は「pts」という独自のスコアで表示される。結果は、CPUのコアをすべて利用するマルチスレッドの「CPU」で2410pts、1つのコアだけを使うシングルスレッドの「CPU(Single Core)」で446ptsだった。6コア/12スレッドCPUなだけあって、モバイル向けでも高いスコアを記録している。

CINEBENCH R20の結果

 ストレージの速度を計測するCrystalDiskMarkでは、シーケンシャルリードで1963.21MB/秒だった。こちらもNVMe対応SSDを搭載しているので、とても高速。ただし、256GBという容量はちょっと心もとないので、余裕があれば容量を512GB/1TBに変更するといいだろう。

CrystalDiskMarkの結果

 基本性能を計測したので、さっそくPUBG LITEプレイ時のフレームレート結果もチェックしてみた。こちらも、1920×1080ドット、フルスクリーンで計測している。結果は以下のとおり。

PUBG LITEのフレームレート計測結果

 結果は、平均フレームレートと最小フレームレートが少し変わるくらいで、どの設定でもかなり快適にPUBG LITEがプレイできることがわかった。本作を遊ぶうえでは、別途144Hzのリフレッシュレートに対応するディスプレーと接続して楽しむのもありだろう。

 続いて、PUBGでのフレームレートも計測してみた。こちらも、1920×1080ドットで計測している。結果は以下のとおり。

PUBGのフレームレート計測結果

 さすがにPUBG LITEほどのフレームレートは出なかったが、グラフィックス設定を中以下にすれば、だいたい60fps以上でプレイできるのが分かった。加えて、非常に低いにしておけば、120Hz前後でプレイできた。今回はグラフィックス設定のみを変更したが、これ以外にも細かく設定ができるので、自分の好みの描写とグラフィックス設定をみつければ、快適にプレイすることができるだろう。

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