CPUのコアがどう使われているのか、3つのジャンルで勝手に調査!
動画編集・変換編
CPU負荷が高くなりそうなジャンルとして選んだのが、動画編集・変換。試したのは、「Premiere Pro」(体験版)、「TMPGEnc Video Mastering Works 7」(体験版)、「HandBrake」の3つのソフトだ。
動画変換に使うコーデックの違いにより挙動が変わっていたので、いくつか試したものを紹介しておこう。
●「Premiere Pro」64論理コア
Adobeの動画編集ソフト。レンダラーには「ソフトウェア処理」を選び、CPU負荷を高めるよう設定。形式は「H.264」と「Mpeg2」の2つを試した。
●「TMPGEnc Video Mastering Works 7」64論理コア
ペガシスの動画変換・編集ソフト。設定で「CPU/GPU設定」を見てみると、すでにここで「論理CPU数:64」となっており、128の論理コアすべてを使うのは無理だと判明。とはいえ、どういった挙動となるのかは確かめたかったため、「H.264」と「H.265」の2つで試してみた。
●「HandBrake」64論理コア
オープンソースで開発されている動画変換ソフト。ちょっと調べた限りではいくつの論理コアに対応しているのかは不明だった。H.264とH.265の2つで試した。
CPUのコアがどう使われているのか、3つのジャンルで勝手に調査!
RAW現像編
CPU負荷が高いだろうクリエイティブ系のものとして、RAWからの写真現像を試してみよう。メモリーとコア数とが性能に大きく影響することが多いだけに、どのくらいの論理コアを使用するのか気になるところだ。
試したのは、「Lightroom Classic」(体験版)、「PhotoScape X」、「RawTherapee」の3つ。45枚ほどのRAWデータを用意し、連続で現像したときのCPU負荷を見てみた。
●「Lightroom Classic」64論理コア
Adobeの定番現像ソフト。設定を見る限り、論理コア数の使用に関する項目は見当たらなかったため、デフォルトの状態でテストした。
●「PhotoScape X」22論理コア?
手軽に使えるRAW現像・写真編集ソフト。フリーバージョンとProバージョンの2つがあるが、今回はフリーバージョンでテストした。設定などではとくに論理コア数に関係あるものが見つからなかったため、デフォルトで使用。一括編集機能を使い、現像している。
●「RawTherapee」64論理コア
オープンソースで開発され、フリーで使えるRAW現像ソフトの中で人気が高い。設定には使用する論理コア数に関するものが見当たらなかったため、デフォルトの状態でテスト。編集は特に行なわず、キューに追加して一括で現像した。
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