ファーウェイは24日、MWC 2020に合わせて予定していた発表会の代替となるイベント、「Huawei Consumer Business Product and Strategy Virtual Launch」をオンライン上で開催。第2世代の折りたたみ端末「Mate Xs」などの新製品を紹介した。
折りたたみ端末「Mate Xs」は従来モデルの発展型
Mate Xsは、昨年登場した前モデルの「Mate X」の発展型とも言えるモデル。ディスプレーが外側となって折りたたむスタイルは変わらず、また画面サイズも開いた状態で8型、閉じた状態では6.6型+6.38型なのも同様。
最大の進化点はCPUで「Kirin 990 5G」になることで、処理性能はもちろん省電力性でも強味があるとする。5Gでも8バンドに対応した。
カメラは、本機でもついに4眼構成に。メインは40メガのRYYBセンサーで、ここに16メガの超広角、8メガの光学3倍、ToFカメラの組み合わせ。価格は8GBメモリー/512GBストレージモデルで2499ユーロ(約30万円)。
iPad Pro対抗の5G対応のハイエンドタブレット「MatePad Pro」
高性能なキーボードカバーも用意
同じ発表会では、ハイエンドAndroidタブレット「MatePad Pro」も発表している。
こちらもCPUにKirin 990 5Gを搭載した、5G対応のセルラー通信機能を持つモデルを用意。ベゼルが4.9mmと極端に細く、表示域が90%と他社タブレットを大きく上回る点をアピールしたほか、ファイバーグラスの素材を用いたモデルでは、7.2mmと厚みと460gの重量を実現している。
また、ペン入力に対応するのはもちろん、磁石で取り付けられるキーボードカバー「Smart Magnetic Keyboard」を用意。1.3mmのストロークやチルト機構による打ちやすさも紹介された。
価格はWi-Fiモデルで549ユーロ、LTEモデルで599ユーロ、5Gモデルで799ユーロからとなっている。
PCはモバイルノート「MateBook X Pro」の新型に
Ryzen 7搭載のスタンダードノート
ノートPCの新製品はモバイルハイエンドノートの「MateBook X Pro」の新型に、スタンダードな「MateBook D 14」「MateBook D 15」の3モデル。
MateBook X Proは3:2のタッチ対応13.9型液晶(3000×2000)を搭載するのは前年モデルと同様だが、第10世代のCore i7を搭載して性能を強化。一方のMateBook D 14/15はRyzen 5/7を採用しており、上位モデルにはGeForce MX250も搭載。スタイリッシュなデザインながら、600ユーロ台からの価格も魅力。
ネットワークに強味を持つファーウェイらしく、Wi-Fi 6対応も売りの1つ。5GHz帯で最大2400MbpsのWi-Fi 6ルーターも合わせて紹介されている。
詳細なレポートなどはあらためて掲載予定。
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