4月から新社会人になる人たちは、束の間の休息を楽しんでいることだろう。10日間以上の海外旅行とか、映画館に毎日行くといったことはこの時期にしかできないので存分に遊ぶべき。とは言え、空いた時間に社会人としての準備を済ませておくと、新社会人のスタートを上手く切れることがいくつかある。
4月から頑張ればいいとか、必要なことは教えてくれるでしょう、と考えるのも当然だが、ちょっと想像してほしい。みんな、強くてニューゲームとか、スキルを保ったままタイムリープといった物語が好きなはず。何もせず4月を迎えることを考えたら、たった1ヵ月分とは言え、それができる貴重なチャンスなのだ。人の印象は最初のインパクトで大きく左右されるもの。打てる手は打っておいて損はない。そこで、今回はデジタル版の「新社会人生活が始まる前に済ませておくべき10項目」を紹介するので参考にしてほしい。
【新社会人前にやっておくこと 1】
朝起きる生活パターンに慣れておく
新社会人になる前に矯正しておきたいのが、生活サイクル。目覚ましをかけずに寝たいだけ寝て、夜は潰れるまでお酒を飲むといったことはできなくなる。朝起きられずに遅刻するのだけは絶対に避けなければならない。時間を守るというのは、社会人の絶対条件の一つだ。
自分で目覚ましをかけてコントロールできる人は、それでOK。とはいえ、なかなか習慣を変えるというのは難しいもの。そこで紹介するのが三日坊主防止アプリ「みんチャレ」。
匿名のユーザー同士5人が集り、共通の目標に向かって、チャットや写真でコミュニケーションを取るというサービスだ。一般的に新習慣を身につけられる成功率は8%と言われているそうだが、「みんチャレ」を利用すると69%にまでアップするという結果が出ているそう。
筆者も、3日に1冊本を読むというチームを作成してみたが、確かにモチベーションが維持される。他の人の報告を見て、面白い本に出会えたという効果もあった。「早起きする」というチームもたくさん作られているので、好みの雰囲気のチームに参加すればいい。利用料は無料だし、いつでもチームから外れることはできるので、気軽にチャレンジしてみよう。
■みんチャレ
公式サイト
作者:A10 Lab
価格:無料
【新社会人前にやっておくこと 2】
不要なウェブサービスを退会する
日々、いろいろなウェブサービスが登場しており、無料だったり、試用可能だったりすると気軽にアカウントを作っている人は多いだろう。しかし、メールアドレスに加えて、名前や住所といった個人情報も登録しているなら、要注意。
一つ目のリスクが情報漏洩。将来、そのウェブサービスが事故を起こしてユーザーの情報を漏らした場合、第三者にリストが渡り、悪用される可能性がある。
二つ目が、個人情報を晒すことによるリスク。今は問題がなくても将来の人間関係によっては、ストーカー被害に遭ったり、攻撃を受けたりするかもしれない。もしくは、犯人は隠れたまま、いたずらや嫌がらせをする可能性だってある。
プロフィールサイトに登録している場合、そのプロフィールサイトの内容と将来どこかで提出するプロフィールの情報が食い違っていれば、トラブルになることは必至。
使っていない不要なウェブサービスは片っ端から退会しておこう。万一必要になっても、また申し込めばいいだけだ。
【新社会人前にやっておくこと 3】
SNSの黒歴史投稿を整理しておく
SNSをコミュニケーションや情報収集に役立てている人は多いだろう。しかし、若いときのSNSほどリスクがあるものもない。今は目にする人が少ないので表に出ていない問題のある投稿も、いつかどこかで炎上するかもしれないのだ。また、面倒くさいのが、現在は一般的に考えて問題なさそうでも、将来の時勢によっては、ほじくり返されて炎上する可能性があるということ。
公開範囲を友達だけに設定していても、誰かが画面キャプチャして広めてしまえばそれで終わり。友達はそんなことをしないと思っているだろうが、ネットにはそんなリークから炎上したケースがいくらでも転がっている。
写真も同様だ。当時はまったく意識していなかった撮影場所が、本来入ってはいけないところだったということもある。細心の注意を払っているだろう芸能人が、線路内で撮影し、SNSの写真がきっかけで書類送検された例もある。
ツイッターなら「黒歴史クリーナー」で過去の投稿をリセットできる。もし、今後使わないSNSなら退会してしまうのも安心だ。くれぐれも、パスワードを忘れてしまったからといった理由で放置などはしないこと。
■黒歴史クリーナー
公式サイト
価格:無料
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