2月7日~2月8日に千葉・幕張メッセで開催した「ジャパン アミューズメント エキスポ2020」。バンダイナムコアミューズメントブースでは、「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2」「ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー」などをはじめ、現在稼働中の人気アーケードゲームなどを展示していた。
また、「機動戦士ガンダム 戦場の絆」も出展されており、2月8日のスペシャルステージでは、次回作となる「機動戦士ガンダム 戦場の絆II」も発表された。
板倉小隊も登場した「機動戦士ガンダム 戦場の絆」ステージ
全国大会開催と続編の制作も発表
2006年から稼働している「機動戦士ガンダム 戦場の絆」。レバーやペダル、ドームスクリーンなどが配備されたコックピット型の筐体で、まるで本当にモビルスーツに搭乗しているかのような臨場感が味わえるアーケードゲームだ。
これだけ大掛かりな装置でガンダムの操縦体験ができるゲームというのは他になく、リリースから14年間たった現在まで長く愛されているタイトルである。
そんな「機動戦士ガンダム 戦場の絆」も今回ブースにて設置されており、また2月8日にはステージイベントも行なわれた。
ステージイベントでは、戦場の絆を取り上げたゲームバラエティー番組「絆体感TV 機動戦士ガンダム 第07板倉小隊」の出演者である、「第07板倉小隊」のメンバーが登場。板倉俊之(インパルス)さん、森本英樹(ニブンノゴ!)さん、L P Nさん、カバパンさんがステージに登壇し、映像のみ豊崎愛生さんも出演した。
2011年からスタートした板倉小隊もすでに8年以上の月日が流れており、メンバーでは久々の再会と月日の流れについての話題も盛り上がっていた。
イベントでは、板倉小隊のトークのほか、彼らと観客での対戦も実施。対戦相手に選ばれた人の中にはまだゲーム歴がそれほど長くないという人もおり、歴史の長い戦場の絆も古参プレイヤーばかりというわけではなく、近年になって興味を持ったというプレイヤーもいるようだ。
また、ステージイベントの終盤では、2020年に現在稼働中の「機動戦士ガンダム 戦場の絆」の全国大会が開催される事、そして、「機動戦士ガンダム 戦場の絆II」の制作が決定したことも発表された。
2020年に突入し、新たな展開を迎える「機動戦士ガンダム 戦場の絆」。詳細はまだ発表されていないが、本作の今後にも大いに注目だ。
昨年末にリリースされた異色のバトルロイヤルゲーム
「ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー」
「ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー」は、TVアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」を題材とした最新アーケードタイトル。最大20人まで同時参加が可能なネットワーク対戦バトルロイヤルゲーム で、TVアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」第3部から第5部に登場するキャラクター達による、緊迫したスタンドバトルが楽しめる。
1~20人のプレイヤーによる、アーケードでの一風変わったバトルロイヤルゲームで、プレイヤーは「空条承太郎」「DIO」などのキャラクターの中から1人を選択し、フィールド内で生き残りをかけて戦う。
ジョジョといえば、それぞれのキャラクターが持つ「スタンド能力」を用いたバトルが魅力の一つ。本作でもバトルはスタンドを使う。基本的な操作はTPSで、照準を合わせて攻撃ボタンを押す、というのは一般的な銃を用いるバトルロイヤルゲームと感覚は近い。
しかし、スタンドによっては近距離の攻撃しか出せなかったりするので、選んだキャラクターの個性によって操作感覚は異なってくる。
また、本作の面白いポイントが、敵の戦闘音などが文字として画面に表示される点だ。普通、バトルロイヤルも含むTPSやFPSゲームは、敵の足音や発砲音を耳で聞いて、その位置を予想して戦略を立てる。そのため音は非常に重要で、ゲーミングヘッドフォンなどを使用してプレイするのが一般的だ。
しかし、本作はアーケード筐体。ゲーミングヘッドフォンを毎回持ち込んでつなげるのも面倒だし、そもそも周囲の雑音が多いゲームセンターでは細かい音の聞き分けがしにくい。
そのため本作では、敵の立てた音が漫画の擬音のように文字で表示されるようになっている。敵が壁の向こうにいても戦闘音は表示されるため、耳で情報を得なくても敵の位置をかなり正確に認識可能だ。
ジョジョでは、本来そうした描画が必要ないアニメで擬音が描写されるほど、ある種作品の象徴ともなっている。「バトルロイヤルゲームで敵の位置が視覚的にわかるのはどうなの?」 と思うかもしれないが、これが逆に“ジョジョらしさ”を出しているのが面白い。
そしてゲームの展開を左右する大きな要素が、各キャラクターの「アルティメットスキル」だ。アルティメットスキルは一定の条件を満たすと発動できる超強力な能力で、それぞれキャラクターごとに効果は異なる。
例えば空条承太郎であれば、「スタープラチナ ザ・ワールド」によって、一時的に自分以外の時を止めることが可能。1対1で対面した際に使えばほとんど勝ち確定ともいえる。
アルティメットスキルは、ほかのキャラクターや、マップ内のCPUを倒した際に落とすチップをゲットして、キャラクターのレベルを上げることで発動可能になる。発動に必要なレベルや、1ゲームでの使用可能回数はキャラごとに異なる。
そのほか、だんだんフィールドの安全エリアが狭まっていくのは、一般的なバトルロイヤルゲームと同じ。フィールドに落ちているのは装備ではなく、回復やシールド、一時的に敵の様子を「透視」できる強化アイテムなどだ。
一般的なバトルロイヤルゲームとはかなり毛色が異なるように感じる本作。開発段階では“ジョジョのゲーム”というスタートから様々なジャンルのゲームを検討した結果、新しさを求めてバトルロイヤルジャンルになったそうだが、結果的には上記の擬音表現などがジョジョの世界観とうまくマッチしている。
最大20人というゲーム人数については、ネットワーク対戦に対応しているとはいえ、やはりアーケードゲームで100人などの人数は集まりにくいため、この人数になっているとのこと。20人でもなかなか集まりづらいこともあるが、CPUなどで人数を調整することで、プレイヤーが5人くらいでもゲームを楽しめるようなゲームデザインになっているそうだ。
ちなみに、現段階でのゲームのコンシューマー機への移植などはあるのか聞いてみたところ、現在はその予定はないとのことだった。
バージョンアップで進化した人気アーケードも展示
そのほか、バンダイナムコアミューズメントブースでは、2月参戦予定の新機体が試せる「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2」や、3月にバージョンアップ予定の「太鼓の達人」「釣りスピリッツ」などのアーケードゲームが展示されていた。
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