バッテリーは安心の3000mAh
動作は若干のもたつき感が……
OSはAndroid 9、CPUはExynos 7884Bを搭載し、メモリーは3GB、内蔵ストレージは32GB。
スマホのパフォーマンスを数値化して評価できる「AnTuTu Benchmark」アプリでベンチマークを計測してみると、「114787」とミドルレンジに相当するスコアを記録しました。
処理性能は高くないので、実際に文字入力にタイムラグがあったり、アプリの起動が遅れたりすることがありました。複数のアプリを立ち上げてガシガシ使うのはオススメしません。
バッテリー容量は3000mAh。外出先で行先までの経路を確認したり、電車の乗り換えを調べたり、気になったものをカメラで撮ったりしましたが、電池切れの不安なく使えました。
動画やゲームを楽しむようなヘビーユーザーでなければ、外出先で電池切れになることはないかと思います。
便利機能としては「アシスタントメニュー」機能を搭載。画面内の好きな場所にアイコンを動かして、指を大きく動かさずに音量の調節や通知パネルの表示ができます。また、高コントラストキーボードに設定できます。さらにFM放送が聴ける「radiko」アプリがプリインストールされており、災害時などでも安心です(FM放送を聴くには有線のイヤホンを接続する必要があります)。
指紋センサーは搭載しておらず、顔認証が利用できます。逆光などで顔が暗くなると認証が遅くなることがありましたが、精度はおおむね問題ないと思います。その他、防水(IPX5/IPX8)・防塵(IP6X)、FeliCaに対応します。フルセグ/ワンセグには対応していません。
【まとめ】スマホデビューにぴったり
真のエントリースマホ
Galaxy A20の最大の魅力は、2万円台という価格です。ディスプレーの解像度やカメラの性能は決して高いものではありませんが、「画面は大きいほうがいい」「ポートレート写真とか夜景をもっときれいに撮りたい」といった悩みや不満は、スマホを使いこんでから感じるもの。この安さを考えれば、むしろその実力は高いと言えるでしょう。
最低限の基本機能を搭載するため、スマホがどんなものかを知ったり、自分にはどんな機能が必要かを見極めたりできます。スマホデビューに悩んでいる方は、最初の1台として検討する価値は大アリです。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります