エレコムの本気を感じる音質と質感
満を持してハイレゾ対応オーバーヘッドタイプ
エレコムは、この1、2年音響機器にかなり力を入れてきている。スピーカーはもちろん、イヤホンやヘッドホンなど、音質にこだわって多くの製品を排出してきた。どれもコストパフォーマンスに優れ、単なる周辺機器メーカーからオーディオメーカーへと地位を押し上げている。ハイレゾ対応の製品もいくつかつくられてきたが、これまではインナーイヤータイプ。今回満を持してオーバーヘッドタイプを投入してきた。
『EHP-R/OH1000』シリーズは43ミリダイナミックドライバーを採用し、低域から高域までダイナミックに再現。イヤーパッドは耳を包み込む立体縫製で、低反発クッションにより長時間装着しても疲れにくい。マイク付きタイプも用意され、スマホにもオススメだ。
EHP-R/OH1000Aシリーズ
↑ヘッドバンドアームには、ステンレス素材を採用。剛性感と耐久性があり、装着時にズレにくい構造。ケーブルは左側からのみなので、装着時もラクでじゃまにならない。価格は1万6308円。 |
EHP-R/OH1000Mシリーズ
↑ケーブルに着信応答や終話、再生、一時停止などのリモコン付きマイクを付けたタイプ。スマホで利用したいときに最適。色は、どちらのタイプもゴールドとシルバーの2色を用意。価格は1万7280円。 |
すみずみまでこだわったつくり
■大口径43mmドライバー搭載
低域から高域までカバーし、臨場感のあるダイナミックなサウンドを提供する43mmのダイナミックドライバーを採用。ドライバーの振動板にはチタンコートを施すことで、キレのある低音と中域から高域にかけて音響効果を高め、迫力のある音質を実現している。音圧感度は100dB/1mWで再生周波数帯域は20Hz~40kHz。
↑ドライバーの振動板にチタンコートを施すことでレスポンスが向上し音質を高めた。 |
長時間装着しても疲れない
オーバーヘッドタイプだと、イヤーパッドによる装着感は重要。柔らかなプロテインレザーの立体縫製と低反発クッションとを組み合わせることで、圧迫感は少なく長時間装着しても疲れない工夫が施されている。ハウジングは、チャンバー内の音があらゆる方向へ拡散し、効率よく分散するような構造をとっている。
↑柔らかな立体縫製により装着しても圧迫感が少なく装着感は良好であり、きちんと密閉性も保たれている。 |
信号劣化の少ないケーブル
ケーブルは信号劣化が少なく、クリアな高域再生を実現する銀コート“OFC高純度銅線”を使用。左右のグランドケーブルを独立分離化し、4線にすることで左右間の静電ノイズと電磁ノイズを減少。これにより音響効果を増加させた。ケーブルは左側から頬に沿うように内側に傾斜させ邪魔になりにくい。ケーブルの長さは1.2m。
↑ケーブルは静電ノイズや電磁ノイズを減少するよう、ケーブルの構造にも配慮した。 |
早速ヘッドホンを使ってみた
本誌編集者●ナベコ
ノーマルから変えたらもう前にはもどれない
ふだんはiPhoneで音楽を聴いてますが、ヘッドホンにはあまりこだわりがなく、付属しているものをそのまま使っています。「ちょっとこれ使ってみて」と言われ、装着してふだんどおりの音楽を聴いてみたのですが、「何これ、今まで聴いていた音楽とはぜんぜん違う」と、ちょっと軽いショックを受けました。 ハイレゾ対応なので、本来ならハイレゾ対応プレーヤーに装着して聴くと、さらにそのスゴさが感じられるのかもしれませんが、ノーマルのプレーヤーでもヘッドホンを変えるだけでこんなに違うとは。音漏れも少なく、コンパクトに折りたためるので、通勤で使うのもいいかも。家では寝っ転がって使いたい!
ライター●いーじま
原音をストレートに聴かせてくれる
このヘッドホンを付けて聴いた印象は、誇張された派手さはまったくないけど、原音をしっかりピュアに聴かせてくれて、楽曲本来の音を楽しませてくれること。最初、J-POPを聴いてみたが、低音もしっかり響いているし、高音の繊細さも表現されていて、音に包み込まれている感じ。私は基本的にテクノ系(最近のJ-POPを含む)ドンシャリが好きなんですが、ボーカルもしっかり聴けるこの味付けはいい感じです。続いてクラシックに替えて聴いてみましたが、やはりハイレゾで聴くならクラシックのほうがいいですね。オケでもピアノ曲でも、臨場感がたまらない。息遣いが聴こえてきそうで震えました。
■関連サイト
エレコム
提供:エレコム
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