10月。日中は気温が20度以上あるものの、夜になれば15度前後と肌寒い季節になってきた。日が沈んだ後、ぶらっと秋葉原に来た。アスキーの編集者にとっては庭同然のエリアだ。
秋葉原に訪れたことがある人なら誰しもが見たことがある「ビラ配り」。かわいらしいメイドさんや女子高生に扮した格好をしている女の子が「○○おねがいしまーす!」などと秋葉原を歩いている人にビラを配っている。
筆者もビラ配りの現場を取材した経験もあるが、基本的に受け取る人は少ない。筆者もそうだ。ただし、ティッシュはもらう。何かと持っていて損はないからだ。
そんな中、なにやらひときわ目立つ(?)女の子がいた。
すーぱーそに子がビラ配ってる!!
“すーぱーそに子”はニトロプラスのイメージキャラクターだ。モデルのアルバイトをしている武蔵野市に住んでいる女の子だ(公式Twitter)。ちなみにスリーサイズはB90/W57/H87。覚えておこう。
そんな“すーぱーそに子”に扮した女の子がビラを配っていた。筆者はコスプレマニアとかでもなく、すーぱーそに子マニアでもないが、なかなか珍しく、完成度が高かったため思わずビラを受け取ってしまった…。
すーぱーそに子が配っているビラには「ぷらんくぱいれ~つ」というYouTubeチャンネルの告知の内容となっていた。アイドルグループの動画なのだろうか。
ビラをもらい、再度、すーぱーそに子を見てみると…。
は?
えっ…。
おぅふ…。
絶句。まさに絶句。だけどこれはこれでアリ…ではない。さすがにやばい。秋葉原という街でいくら夜だからってやばい。まじでやばい。
ヤラレル。間違いなくヤラレル。
なんで…。いや、さっきまでは可愛い女の子がビラを配っていたのに…。整理がつかない。意味がわからない。とっさに素数を数えて落ち着こうとしたが理解できない。でも太ももはすごく良い。
ピンクの髪の毛の女の子がYouTubeチャンネルの告知のビラを配っていたのにどうしたこうなった。
たしかに、よくよく改まって彼女を見てみるとちょっとだけ顔に違和感がある。しかし、現場は夜。暗いので気がつかない。
後ろ姿は普通なのに……。 |
フリーハグまでやってました
幸い、筆者はヘイスト(たまにピオリム)を自身に唱えることで100メートルを2.5秒ほどで走り切ることができるのでなんとか逃れることができた。
しかし、これはやばいと判断したのでちょっと様子を観ることに。もしかしたら日頃の疲れから見間違いだったのかもしれないからという一縷の望みにかけて…。
しばらく経つと「Free hug」という看板を首からぶら下げてすーぱーそに子が道行く人に声をかけ始めた。
時刻は22時過ぎ。サラリーマンたちは会社帰りに飲みに行き、仕上がってきている時間帯だ。陽気になった人たちがすーぱーそに子とハグをしようとしていた。
顔も怖いけどマスクも怖わすぎ…。 |
案の定追い回されていた人がいた。口裂け女は全力で追っかけてくるのだ。
写真がブレブレなのには理由がある。口裂け女は100メートルを3秒で走る。筆者自身は先にも書いたように特別な修行を受けたのでどうにかなるが、一般の方はさすがに厳しい。その様子を写真に収めるのも大変なのだ。
ちなみに、口裂け女は世界中で知られている妖怪(でいいのか?)のひとつで、男だったりもするのだが、共通して伝えられているのは「100メートルを3秒で走る」ということらしい。6秒という説もあるようだが、とにかく速い。
ドッキリ企画の本気を見た
実はこの「口裂け女」はブレイカーという会社の新作動画の企画。YouTuberである“はじめしゃちょー”も登場したシリーズ「隙間男」などを手がけた会社だ。
今回は新シリーズとして「口裂け女」をモチーフとしたドッキリ動画を撮影したというワケだ。記事だけでは伝わらないその場の雰囲気。そして悲鳴を上げる人々。その様子は本日22日よりYouTubeにて動画が公開となっている。
口裂け女の特殊メイクを施したのは「ゴーストバスターズ」や「キャプテンEO」など名だたるハリウッド映画の特殊メイク・特殊造形を担当し、今もなお世界トップレベルの特殊メイクアーティストとして活躍する江川悦子氏。
10月末にはハロウィーンだ。ハロウィーンに合わせての口裂け女企画となっている。
あくでも企画として口裂け女が登場したわけだが、帰りの夜道で不自然な女性がいたら近寄らないほうがいいだろう…。本当に口裂け女が出るかもしれないから…。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります