最新モデルの『雅(MIYABI)』を発表したばかりのFREETEL。同社は海外進出も本格化させていますが、アメリカで9月中旬に開催された展示会、CTIA Super Mobility 2015で日本未発表モデルの折り畳み型スマホのモックアップを展示していました。
↑“日本”のイメージでアピールするフリーテルブース。 |
2015年6月に日本で行った新製品発表会で海外進出の話も行なっていたFREETEL。“CTIA Super Mobility 2015”でも“日本品質”をアピールした製品を展示していました。来場者の目を惹くために置かれた鎧兜と記念撮影をする人もいるなど、ブースは終日、来訪者で賑わっていました。
↑折り畳み型スマホ『MUSASHI』のモック。 |
FREETELは2015年6月に日本で行なった発表会で折り畳み型端末『Galaho』を発表しました。CTIA2015の同社ブースに展示されていたのはそのGalahoとはデザインの異なる折り畳み型端末。名前は『MUSASHI』で、閉じても開いてもどちらの面もディスプレーとして使えるスマホです。
↑閉じてもスマホのMUSASHI。 |
モックアップのため電源は入りませんが、閉じた状態でもスマホとして利用できます。このスタイルのモデルは海外ではサムスンの製品が有名で、中国メーカーなどもこぞって同型のモデルを出しています。
↑左側面はボリュームキー。 |
↑右側面は電源とUSB端子。 |
MUSASHIのスペックはまだ未定。そのため本体サイズやディスプレーの大きさも未確定とのこと。側面は左側にボリュームキー、右側に電源キーとUSB端子を備えます。そのため背面の電池カバーを外してSIMを入れる仕様のよう。電池も交換可能と思われます。
↑裏面は革張り風の仕上げ。 |
カメラは裏側に位置します。表面の仕上げは革張りのような高級感あるものです。
↑大型でしっかりしたヒンジ。 |
↑自由な位置に開ける。 |
大型のヒンジの造りはしっかりとしたもの。フリップの開閉は自在で、好きな位置に開くことができます。とはいえ、これもモックアップのため製品版がどうなるかは不明です。なお、恐らくですが、日本のケータイにあった“カチカチ”と開くたびに音が鳴る構造にはならないでしょう。採用しているヒンジは日本メーカーのものではなく中国のODMメーカーのものとなるはずだからです。
↑片手持ちも十分イケる。 |
開いた状態で本体を持ってみると大きく感じますが、ディスプレイそのものは3インチ台後半と思われるサイズ。フリック入力に慣れた人にはもう10キーは不要かもしれませんが、ガラケーからスマホに乗り換えようと思っているユーザーにはなかなか魅力的な製品でしょう。しかも閉じればコンパクトなスマホにもなるわけです。製品化の時期や日本発売は未定ですが、これはぜひとも出してほしいもの。
↑フラグシップモデルの『KIWAMI』。 |
一方、6インチWQHDディスプレー搭載の『KIWAMI』も展示されていました。残念ながら電源はオフの状態。しかし持ってみたところ質感は高く、予定価格 3万9800円も十分納得できるものと感じました。
↑側面はデュアルカードスロット。 |
左側面にはスロットが2つ。片側がマイクロSIM、ナノSIMのデュアル対応スロット。もうひとつがマイクロSDカードスロットです。
↑日本テイストを感じさせる背面仕上げ。 |
背面側は「日本の職人による1台1台手づくり6層塗りと金箔絵付け」(同社Blogの説明)とあるように、日本の伝統を感じさせる高級感ある仕上がりになっています。海外展開を行なう際にも、この仕上げはKIWAMIの大きな武器になりそう。
↑FREETELに期待しよう。 |
8月発売の『Simple』はいろいろな面で話題となりましたが、次々と新製品を企画して製品化していくFREETELの姿勢は素直に評価したいもの。大手メーカーには無い味のある製品がこれからもきっと多数出てくるでしょう。海外旅行に行ったら現地でFREETELの日本未発売モデルが売っていた、なんて楽しいこともおきるかもしれません。FREETELにはこれからもぜひ頑張ってほしいものです。
●関連サイト
FREETEL
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります