二子玉川の「楽天」新オフィスに潜入
楽天はこの夏より本社を品川シーサイドから二子玉川に移転しました。
二子玉川の駅前商業施設エリアに新設された『楽天クリムゾンハウス』内にある楽天の新オフィスは、開放的な執務エリア、楽天市場の店舗で扱う家具が設置された会議室、2000人規模のミーティング室などがあるほか、社員用のカフェテリアはもちろん来客用のプレミアム食事エリアもあったり“食”の環境も充実しているようです。
9月14日に『楽天クリムゾンハウス』の新オフィスがプレス向けに公開されたので、アスキーのグルメ担当のナベコはこれがチャンスと楽天でご飯を食べてきました。
楽天の社員食堂でご飯を食べてきた
こちらは『楽天クリムゾンハウス』のカフェテリア。社内に2ヵ所あるカフェテリアでは社員用に朝、昼、夕の食事を提供しています。
ランチの場合、メインの料理を10種類から選べます。
メニューは日替わり。栄養士さんがバランスを考えて月ごとに献立を決めるんですって。
ちょうどお昼どきだったので、お腹を減らした社員の人たちでカフェテリアは盛況していましたよ。新オフィスは従業員規模が1万人。それは賑やかになりますよね。
私ナベコは家庭的な味をもとめて、豚肉ごぼう炒め丼を選びました。汁物と副菜のサラダなども付きます。これにゼリーなどデザートを付けることもできます。
エネルギーは696kcal。ダイエットや健康を気にしている人にとっては、カロリーや栄養成分がわかるのはうれしい心遣いです。
いただきます!
豚肉ごぼう炒め丼は、お肉の旨味、ゴボウの食感がバランスよく、優しくて飽きが来ない味です。家庭的な味わいで栄養をチャージして午後も仕事をがんばれそう!
夜はお酒も頼める
さりげないところに『東北楽天ゴールデンイーグルス』のクラッチ君が! |
この日のメニューはほかにも鳥の唐揚げ、カレイの煮つけ、八宝菜、デミトマハンバーグ、タイ風グリーンカレー、茄子のトマトソースパスタ、うどん、そば、カレーワンタンメンなどがありました。
カフェテリアは基本的には社員専用ですが、社員の付き添いがあれば来客の人も食べられるそうです。
昼の時間帯以外だと、朝には軽食、夕ご飯にはランチ料理と同等のメニューが入れ替わりで提供されるそうです。なお、夕飯時にはアルコールも用意しているということ。夜に来ればよかった。
今日のメニューを確認できるアプリが!
驚くことに、楽天の写真用のアプリ『Crimson House』では、その日のカフェテリアのメニューを確認できる機能が備わっています。その日のラインアップ、カロリーや栄養成分、材料に何が使われているかがアプリ上でわかります。
おいしいと思ったメニューには“いいね”がつけられます。もしかしたら人気が高いメニューは登場頻度が高くなるのかもしれません。
アプリ『Crimson House』にはほかにも、海外の拠点の時間を確認できたり、社員用の設備やサービスについて詳細がわかったりと、楽天クリムゾンハウスで働く上で便利な機能が備わっています。社員のためだけに特化したアプリって当事者にとっては贅沢この上ないですよね。
さらにリッチな食事エリア
さて、社員用のカフェテリアの食事で十分に満足しましたが、楽天オフィス内にはさらに来客用のプレミアムな食事を提供するリッチなエリアがあります。
高層階に位置する“楽天クリムゾンクラブ”という重厚な名称の食事エリアでは、お客さんを招いての交流や会食の場として用意されているというのです。
鉄板焼きの用の食事ブース。 |
和食・懐石用の和室。 |
ダイニング、鉄板焼き、和室と3つのブースがあり、鉄板焼き用の部屋では目の前でシェフが料理をふるまってくれるそうです。和室では、寿司や懐石料理を提供されるとか。
えええ!! 社内にこんな豪華なレストランがあるなんて、羨ましい。
ワインセラーには現在10種類以上ものワインが保管されており、今後さらに増やしていく予定とのことです。酒好きの記者はつい「ゴクリ」です。
イーグルスが使用した器具もあるフィットネス
食事をとったあとは腹ごなしの運動といきたいところ。
『楽天クリムゾンハウス』には有料制の“楽天フィットネスクラブ&スパ”があります。
ランニングマシンやトレーニング器具を備い、フィットネスジム、ヨガなどに利用できます。
すごいことに、このトレーニング器具は楽天イーグルスが使用していたものなんですって! 野球ファンなら選手が利用したマシンを使えるなんて、それだけで興奮しちゃいますよね。
疲れがとれる酸素カプセルがあったり、マッサージや鍼灸に対応するリラクゼーションスペースもあります。ひと眠りしてしまう社員もいるということですが、午後の軽い睡眠は仕事の効率が上がるだろうな。
フィットネスのほかにも、クリニックやクリーニング、ヘアサロンと身の回りをケアする設備が用意されるそうです。
ん?これは帰宅しなくても生活できるのではないかしら、といぶかしんでしまうナベコでした。
三木谷社長の執務室を拝見!
ここまでの紹介だと食と生活の部分にしかフューチャーできていませんが、もちろんオフィスですので机が並ぶ執務エリアがあります。今回、執務エリアの中でも特別に、楽天の社長三木谷浩史氏のデスクを見させてもらいました。
見ずらいのですが、デスクの傍らにはウォーキングマシーンがあります。三木谷氏は仕事中にたまに歩いてリフレッシュをしながら仕事を進めているそうですよ。
執務エリアの机は共通して昇降するようになっており、立って仕事や会議することで、座りっぱなしで血流が悪くなることを防いでいます。実際に昇降する机を使っている人の話によると、「座りっぱなしの机にはもう戻ることができない」と語るほど、長期デスクワークには快適だそうです。
楽天カラーが充実していた!
ところどころピックアップしてきましたが、全体的な話をすると『楽天クリムゾンハウス』のオフィスデザインとは、『楽天カフェ』の監修も手掛ける楽天のチーフクリエイティブディレクター佐藤可士和氏と三木谷氏が、議論を重ねた上で決定しています。コンセプトはシンプルさと快適性。
オフィスをあちこちと見て回りましたが、空間が広く使われ、楽天カフェと同様に木目をところどころに配置しているのが印象的でした。またクリムゾン(濃く明るい赤色)であるだけに、オフィスの床は基本的に赤い絨毯が敷き詰められていました。このクリムゾンというカラーは楽天のイメージカラーなのですね。
60部屋ある来客用会議室は、楽天市場で家具を扱う店舗が各部屋をプロデュース。店舗で扱う家具が配置されています。 |
1997年の創業以来行なっている“朝会”の会場。2000人が収容でき、国内外の50カ所以上を最新のビデオ会議システムでつないぎます。 |
大学スタイルの講義や討論も可能な多目的なレクチャーホール。 |
楽天大学と名付けられたこちらのエリアは、楽天市場に出店する店舗向けに、大学教室やオンラインで、ECサイト運営のノウハウなど各種講座を提供します。 |
窓からは場所によって多摩川の風情を眺められます。 |
ひとつ気になったのは、赤いクリムゾンカラーって食欲を増進させないかしら、というところ。たくさん仕事をして、たくさんお腹を減らして、たくさん社員食堂で食事をとって。あ、食べたぶんはフィットネスで消化すればいいのですね。健康的!
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※9月15日13時追記 楽天クリムゾンクラブのワイン情報を追加修正しました。
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