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インドの老舗「MTR」のレトルトカレーが日本で売ってるって知ってた?

2015年08月21日 11時30分更新

インドの老舗「MTR」のレトルトカレーが日本で売ってるって知ってた?

 夜中に突如として旨いカレーを食べたいと思ったことはないだろうか? そんなときに頼りになるのがレトルトだ。いまの日本で注目すべきは、本場インド直輸入のレトルトが気軽に入手できるようになったことだ。そん中で、私のお勧めは、断然、“MTR”というインドの有名食品メーカーの製品である。

本場インドの老舗メーカー“MTR”のカレーとは

 食べ物の情報は、基本的に口コミしか信用できないと思うのだが、これは元同僚のIさんから教えてもらった。彼女は、インド在住の元上司のTさんから教えてもらったそうだ。どれくらい旨いのかというと、その後、私はインドのバンガロールに出かけたときにMTR創業の地だと知って、どうしてもその本店を訪ねずにはいられなかったというくらいの旨さなのだ。

インドの老舗「MTR」のレトルトカレーが日本で売ってるって知ってた?
創業1924年のMTR本店。店内は街の人たちで賑わう。
インドの老舗「MTR」のレトルトカレーが日本で売ってるって知ってた?
メニューはミールス(定食)のみ。
インドの老舗「MTR」のレトルトカレーが日本で売ってるって知ってた?
店頭でチャイをつくるようす。
インドの老舗「MTR」のレトルトカレーが日本で売ってるって知ってた?
インドアイスをつくる石の冷蔵庫。

 バンガロールには、世界中のIT企業の巨大ビルが軒を連ねているのはご存じのとおり、まだ日本ではあまり紹介されたことのない電脳街も訪ねてみた。しかし、いちばん印象に残ったのが、やはりMTRだった。この地で創業したMTRは、大企業に成長したいまも、地元の人たち向けにこんな庶民的なレストランを運営しているのだ。

インドの老舗「MTR」のレトルトカレーが日本で売ってるって知ってた?
世界最大のIT都市バンガロールの電脳街“SPロード”。

 いまや世界のITの中心地とされるインド。それも、シリコンバレーは米国のドットコムが中心だが、インドでは、ヨーロッパを含む世界を相手に、金融や交通などの基幹系、組み込みやCPU設計まで多岐にわたる。インド人がITに強いのは“数学”に強いからだとよくいわれるが、そればかりじゃくて“こだわり”や“尽くす”気持ちがあるからではないか? などと、MTRでカレーを食べながら思った私である。

インドの老舗「MTR」のレトルトカレーが日本で売ってるって知ってた?
私が常食(?)しているMTRのレトルト。日本で販売している。

 さて、このMTRのレトルトだが、あるとき調べたら江東区大島のナマステフーズというインド食材店であつかっている。ネット通販もやっていて、店舗紹介によると南インドの食品会社のものを中心に扱っている。いまやインドの食品・食材を売るお店は日本ではめずらしくないが、北インドの脂っぽいのはダメで、もっぱら南インドのサラサラ系しか食べない私には聞き捨てならないお話である!!

MTRのレトルトカレーの裏話が聴けるかも!

インドの老舗「MTR」のレトルトカレーが日本で売ってるって知ってた?

 8月27日(木)に開催するトークイベント『本とカレーと神保町』会議 Vol.2 では、このナマステフーズの上遠野達広店長をゲストにお迎えして、インド食材仕入れ旅行のお話だけでなくスペシャル販売も行ってもらうことになった。実は、同店ではやはり大手食品会社プリヤのレトルトも扱っている(同社は私がこよなく愛する麹町アジャンタの故郷であるアンドーラ・ブラデーシュ州の会社なので気になる)。MTRか? プリヤか? そんなお話になるかもしれない。

 なお、今回の『本とカレーと神保町』会議Vol.2のメインゲストは、下北沢と大阪福島にあるカレー店「般゚若(パンニャ)」店主でカレー通の松尾貴史さん。個人的にとても注目している本『南インドカルチャー見聞録』(井生明・春奈&マサラワーラー著)の阿佐ヶ谷書院を主宰で、自身カレーミニコミも刊行されている島田真人さんも登壇。本とカレーと私が入るからITの話なんかもまじって濃い話になると思います。

インドの老舗「MTR」のレトルトカレーが日本で売ってるって知ってた?
前回の「本とカレーと神保町」会議のようす。話を聴きながらカレーを味わってほしい。

 今回も、大好評だった前回に続いて私とデザイナーのさとうくんによるカレー研究ユニット“東京カレーニュース”によるカレーと1ドリンクがセットになったお得なイベント。さとうたくくんはオリジナルタイカレー、私はスリランカ風キーマ神保町エディションを提供予定。東京カレーニュースでは、毎月1回開店している東京カレーニュースBARも開催しているが(次回は9月14日:視聴室神保町)、夏のカレーの締めくくりに「本とカレーと神保町」会議Vol.2 おいでませ。

「本とカレーと神保町」会議Vol.2
ナマステフーズの店長である上遠野達広さん。
本とカレーと神保町
下北沢と大阪福島にあるカレー店「般゚若(パンニャ)」店主でカレー通の松尾貴史さん。
「本とカレーと神保町」会議Vol.2
阿佐ヶ谷書院を主宰で自身カレーミニコミも刊行されている島田真人さん。

【開催概要】
「本とカレーと神保町」会議Vol.2

・主催:ツブヤ大学(NPO法人ツブヤ・ユニバーシティー)
・共催:東京カレーニュース
・日時:8月27日(木)19時開場、19時30分開始
・会場:EDITORY(東京都千代田区神田神保町2-12-3 安富ビル)
・料金:
 前売り券 3500円(1ドリンク、カレー付)、4000円(1ドリンク、カレー付+おかわり1回)
 当日券 4000円(1ドリンク、カレー付)
~申し込みはコチラ

「本とカレーと神保町」会議Vol.2
私が主催するカレー研究ユニット“東京カレーニュース”によるカレーを提供させていただく。お楽しみに!

関連サイト

ツブヤ大学
東京カレーニュース

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