『BeeCanvas』はウェブブラウザー上、またはアプリ上の真っ白なキャンバスにテキスト、画像、動画、ウェブサイト、オフィスファイルなど何でも1ヵ所にまとめることができる、自由度の高い共有コラボレーションツール。テキストやファイルを張り付けるだけじゃなく、ペンツールで書き込んだり、付箋でコメントを残すことも可能だ。
国内外の有力ベンチャーが集まった“RISING EXPO 2015”に登場した、韓国のスタートアップ企業JOKERPACKのつくったウェブサービス。ウェブブラウザーで使えるのはChromeアプリで、iOSとAndroidのスマホアプリもリリースしている。すでに日本語化もされており、Googleアカウントで利用できる。
個人的なメモ代わりに使えるが、真価を発揮するのがチームでのコラボ利用だ。まるでホワイトボードを囲むようにあれこれと貼り付け、書き込めて、さらに会話もできる使い勝手をもつ。作成したキャンバスにはシングルURLが発行され、リンクを送るだけで人と共有できる。閲覧のみ、コメント、共同制作、さらに再共有できるなど共有権限をキャンバスごとに設定でき、完全リアルタイムでの共同作業が可能で、共有ユーザー同士でのキャンバス内チャットも設置している。クリエイティブと連絡をひとつのウェブページ上にまとめ、完結させているのだ。
JOKERPACKのRaymond Hong CEOは、「分散している情報を1ヵ所にまとめ、1枚のキャンバスに置くように、どこでもメモを残せる。多くの情報が集約され、あらゆる情報のストリーミングサービス」となるとサービスを説明する。共有のしやすさに優れたEvernoteを面にしたようなツールに、オンラインストレージ、Slackのような連絡手段までを一緒くたにしている。今後、流行りそうなので、早めにチェックしておくといいかもしれない。
●グランプリ(投票&JAL賞)、AGSコンサルティング賞
トレタ(ウェブ予約台帳サービス)
●インテリジェンス賞
ZUU(金融経済メディア)
●SMBC日興証券賞、Google賞
Misoca(クラウド請求書)
●EY賞
オープンエイト(女性向けスマートフォン動画広告)
●AWS賞、住友不動産賞
KAMARQ(家具のモノづくり)
●ファイナリスト
フーモア(マンガ制作のクラウドソーシング)
VUNO(ヘルスケアの人工知能、韓国)
JOKERPACK(コラボレーションキャンパス『BeeCanvas』、韓国)
Lang-8(ネイティブどうしの語学学習アプリ『HiNative』)
スピカ(ネイル写真の共有サービス『ネイルブック』)
wizpra(顧客ロイヤリティーを数値化するクラウドサービス)
A-STAR(IT業界のアウトソーシングのプラットフォーム)
Ayannah Information Solutions(新興国向けデジタル決済サービス、インドネシア)
Drivemood(安全に利用できる車載ナビのスマホアプリ)
Anywhere 2 Go(スマホ写真を使うクルマの事故処理サービス、タイ)
■関連サイト
RISING EXPO 2015
BeeCanvas
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