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バッテリー2つで60分駆動のスティック型掃除機『CordZero VS84』が発表、価格5.5万円

2015年08月06日 20時30分更新

 LGエレクトロニクスは8月6日、コードレスのスティック型のサイクロン掃除機『コードレススティッククリーナー CordZero VS84シリーズ』の発表会を開催。8月下旬から順次発売開始する。価格は5万4800円。

LG『CordZero VS84』

 LGが掃除機ジャンルの製品を発売するのはこれで3製品目。とはいえ、これまでは、ロボット掃除機の『ホームボット スクエア』、『ふとんパンチクリーナー』という特定用途向け製品だった。いわゆる一般的な掃除機ジャンルの製品としては実質的には国内初参入ということになる。

 CordZeroシリーズはLGがグローバルで展開するワイヤレス掃除機のシリーズで、今回発表したスティック型以外にも一般的なキャニスター型の製品などもある(日本未発表)。

LG『CordZero VS84』
国内参入済みの3製品。いずれもワイヤレスをウリにしているCordZeroシリーズの製品。

 VS84の特徴は、安定感あるスティック型掃除機として使いつつも、ハンディ掃除機部分だけを取り外すことで、狭い場所やクルマの室内掃除などにも使える2in1の分離機構をもつこと。

 またバッテリーは標準で2つ同梱され、VS84を立てたまま使える充電スタンドで2つ同時に充電できるようになっている。 

 スティック型掃除機は場合により強モードで使うと数分しか使えない他社製品もある。LGエレクトロニクスによれば、充電のストレスなく長時間快適に使ってもらうため、2つのバッテリーを同梱したという。
 なお、使用時間は以下のとおり。バッテリー2つを使えば、最大60分使えるという計算になる。 

運転時間
通常モード 約30分(バッテリー2つで約60分)
強モード 約20分(バッテリー2つで約40分) 

 充電はバッテリー1つあたり4.5時間かかるため、2つを満充電する場合は9時間と、結構時間がかかる。もっとも通常モードの運転時間は十分長いので、常時充電させっぱなしで使うということになりそうだ。

 出力特性としては、運転時間よりは吸い込み力を強める方向に振っているとのこと。
 スティック型での利用時は、キャニスター型によく見られる回転ブラシ付きの吸い込み口が使える。回転ブラシは”お手入れかんたんブラシ”と呼ぶ、ゴム製リブによる毛髪を絡みにくくする機構を採用。

 同社の従来型の回転ブラシと比較した実験では、30センチの毛髪40本を吸い込んだ場合、従来型は85%の毛髪が絡まったところ、”お手入れかんたんブラシ”では0%(つまり絡まない)だというテスト結果もあるという。

LG『CordZero VS84』
LG『CordZero VS84』

 どの程度絡まないのかは会場では試せなかったものの、ゴム製リブのおかげでブラシの毛足に絡みにくそうなことは見た目でもわかる。LG広報によれば、髪を吸わせると空気の流れで中心(吸い込み口)に髪束が吸い寄せられ、そのまま絡まず吸い込んでしまうそう。
 この辺りの動きは、発売後の店頭展示などで試してみるしかないところだ。

LG『CordZero VS84』
LGエレクトロニクスの社内での発表会なのにコンパニオンさんが!ということで色々撮ってみました。動きは軽々といった感じ。大ぶりなスティックは床掃除の安定感がありますね。
LG『CordZero VS84』
横から。なお、スティック型で使う際は、直立で立てられるスタンド機構が備わっています。
LG『CordZero VS84』
右に見える小型のハンディタイプが、スティックから分離させたときの大きさ。一般的なハンディ掃除機と同じか、少し大きい程度。充電時は、中央のスティック型のように立てたまま充電する。下に見える黄色いボックス状のものは標準付属の交換用バッテリー。この状態で充電できる。
LG『CordZero VS84』
取り外したところ。スティックの途中からガバッと外れる。

■SPEC
型番 VS84シリーズ
バッテリー 充電式リチウムイオン電池 DC18x2個
充電時間 4.5時間(バッテリー1個あたり)
運転時間 通常モード 約30分(バッテリー2つで約60分)、強モード 約20分(バッテリー2つで約40分)
消費電力 約13W(充電時)
集じん容積 0.35L
サイズ 270(W)×190(D)×1105(H)mm
本体重量 約2.8kg

 

●関連リンク
コードレス スティック クリーナー VS84シリーズ

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