Netbookの再来?いやいや、Chromebookキラーでしょう、これは。
アメリカでは若年層向けにChrome OSを搭載したノートPCが150〜250ドルで売られていて、家電量販店では専用の販売コーナーがつくられるほど知名度があります。
正直、Google世代の人たちや大学生にとっては、OfficeはGoogle Docsでいいし、メールはGmailしか使わないし、YouTubeだってこれで見られちゃうし、ということなわけですよ。
でも同じ価格でWindows10入りのマトモなノートが買えたら?僕ならこっちを買っちゃうな。
Acerが8月4日(現地時間)発表した『Aspire One Cloudbook』は、まさにこのChromebookの市場を狙った破壊的価格のモバイルノート。まず価格ですが、1.15kgの11インチモデルが169ドル(約2万円)、1.6kgの14インチモデルが199ドル(約2万4000円)。安い。
気になる性能は、ストレージが32GB or 64GB(eMMC)、メモリーが2GBと少なめですが、結構まともです。CPUは”the latest”(最新の)Celeronだし、無線は802.11acだし、さらにこの価格でOffice365 Personalと1TBのOneDriveサブスクリプションも付属します。本体の厚さは17.9mm。
ガジェット好きにとってうれしいのは、ファンレスで動作するって部分も「お、やるじゃない」と嬉しくなる部分。
エイサーは「Cloudbookシリーズはオンライン志向で軽量で、完璧にWindowsが動くマシンを探している人に最適な答え」と語ってます。要するに、ChromebookでWindowsが動いたら……と思ってた人に完璧な答えってことです。
北米市場への登場は、まずCloudbook 11が8月中に169ドルで出荷開始、続いてCloudbook 14が9月に199ドルで登場する予定。
日本国内発表は未定ですが、これが国内にも登場したら、格安ノートPC市場にちょっと波乱を巻き起こしそうです。
●関連サイト
Made for the Cloud: Acer Introduces Aspire One Cloudbook Powered by Windows 10 - Acer US
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