MFSは住宅ローンの借り換え検討に特化したスマートフォンアプリ『モゲチェック』を2015年8月4日に正式リリースし、製品発表会を行なった。
モゲチェックはローン額、金利など自身の住宅ローンの情報を7項目入力するだけで、金融機関120行の1000以上もの住宅ローン金融商品から自動的にどのローンに乗り換えたらお得になるかランキング形式で表示するサービス。アプリ上からそのまま申し込みが可能だ。6月にベータ版としてAndroid版アプリを公開していたが、iOS版アプリの公開に合わせ正式サービス開始となった。
MFS中山田明代表取締役CEO(右)、ゲストのファイナンシャルプランナー吹田朝子氏(左)。 |
ベータ版で利用した変動金利ユーザーのデータでは、638件中318件が100万円以上の借り換えメリットがあることが判明した。現在、住宅ローン残高は約1200万件で約180兆円という巨大な市場となっており、年間で新規に100万件が組まれているが、そのうち借り換えは15万件だけ。
MFSの中山田代表取締役CEOは、「住宅ローンを気軽に簡単に比較検討でき、2人にひとりが100万円以上の借り換えメリットを享受できる」とサービス内容に自信を見せた。
発表会にゲストとして登壇したファイナンシャルプランナーの吹田朝子氏は、「いちばん手間のかかる、借り換え先の検討がモゲチェックでは1分でできてしまう」とサービスが画期的だと語る。
ただし、比較は簡単だがローン借り換え自体はアプリだけでは見えない部分もあるので検討してほしいというコメントも。「アプリで変動後の金利を分析し、家計面、教育費、返済のペース、収入面の変化など、ひとりひとりが組み立てを考えることで、そこにはファイナンシャルプランナーの人的な要素も役立てられる」(吹田氏)
今後は2015年内にブラウザー版の提供と、現在提供できていない夫婦によるペアローンや、ひとりで複数の住宅ローンを組んでいるパターンなどにも対応していきたいとしている。
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モゲチェック
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