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家電とウェブサービスがつながる ヤフーがIoTのためのアプリmyThingsを公開

2015年07月27日 21時45分更新

 ヤフーはモノのインターネット(IoT)を促進するためのiOS、Android用スマートフォンアプリ『myThings(マイシングス)』を公開した。

 家電やIoTデバイス、ウェブサービスを組み合わせて自分だけの便利なサービスを生み出すことができる。デバイスには、フランスのIoTメーカーNETATMOの『ウェザーステーション』、国内ハードウェアスタートアップのユカイ工学のコミュニケーションロボット『BOCCO』などが参加する。将来的にはシャープのロボット掃除機、冷蔵庫、ヘルシオなどの家電も使えるようになる。

 ウェブサービスはヤフーの“ヤフオク!”や“Yahoo! ショッピング”、“GYAO!”から、“YouTube”、“Gmail”などのGoogleサービス、“Twitter”、“Facebook”などのソーシャルサービス“Slack”、“Evernote”。“はてなブックマーク”など30のサービスとデバイスが連携する。

myThings

 組み合わせとは、ネットにつながった室内温度計とスマホ、エアコンを結び付けて、設定した温度になったら、自動的にエアコンが起動して、スマホに通知が来るといったモノとネット、サービスをつなげ合わせることができる。

 ヤフーの村上臣CMOは、「世の中はめんどくさがり屋で進化してきた。街自体にセンサーネットワーク、IoTの良いところは生活に深く溶け込んでいく。日常生活でパッとあちらから通知してくれる。火事になったら、ドアのロック解除をする。避難経路をナビゲートしていく、街がウェブ化していく」と、今回のヤフーIoTサービスの将来像を語っていた。

myThings

 実際に『myThings』のアプリではおすすめの組み合わせとして、“家族の距離が縮まる”、“動画や音楽をもっと楽しく”などのシーンから、サービスとサービスを組み合わせたレシピのようなものから、組み合わせをセットできる。

 もちろん自分で自由に組み合わせることもでき、どういうシーンで使うかトリガーを選択し、利用できるサービスとデバイスの連携を選択していく、ウェブサービス“IFTTT”のように利用できる。組み合わせは6万とおり以上になる。

myThings

 また自作のIoTガジェットと組み合わせられるのも大きな特徴。『Raspberry Pi』などで作成したデバイスを、連携する“IDCF Cloud”のサーバーを介して、myThingsと連携。

myThings

 会場ではアボガドの発育をチェックする自作デバイスも披露。アボガドの水分量を計測して、ラズパイを利用して、myThingsからSlackに発育状況をつぶやいて報告するというようなおもしろデモ機も展示されていた。

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