国内外の噂系サイトで、7月19日から7月25日までに出回った内容をまとめました。例年9月に新型iPhoneが発表・発売されるため、2カ月前の7月には新型iPhoneを構成する各種パーツの量産が始まります。この各種パーツの生産量などから新型iPhoneの初期ロット数や搭載機能などが予想されるのですが、同時にパーツのリーク合戦も始まります。iPhoneの情報はカネになるのか、リスクがあるにも関わらず積極的にリークする「中の人」もいっこうに減る気配がありません。今年もまず、工場内で撮影されたと思われる新型iPhoneの前面パネルの写真が流出しました。前面パネルだけでは正直、新型がどうかは判断できませんが、昨年はこのほかにフレキシブルケーブル、ロジックボード、バッテリー、筐体などが次々にリークされました。今年も8月あたりは各サイトの熾烈なリーク合戦が繰り広げられると思われます。
先週気になったニュースは、4インチのiPhoneはiPhone 6sシリーズと一緒には発売されない、iPhone 6sシリーズの発売日は9月18日(金)ではなく1週間後の9月25日(金)という2つ。4インチの液晶サイズは根強い人気があるのでAppleは市場への投入を考えているとは思いますが、気になりますね。個人的には、年1回の9月だけをヤマとするのではなく、初代や第2世代のiPadがリリースされた3月あたりをiPhoneのもうひとつのヤマとして4インチモデルと投入するというのが賢いやり方かと。iPhone 6sシリーズの発売日がずれるという話ですが、これは中国での発売日とも受け取れる内容なので、例年どおりでいけば日本などでの発売は9月20日前後の金曜日、つまり今年は9月18日(金)かと。昨年のiPhone 6シリーズのときは、中国での発売日が日本や米国などの一次発売国から1カ月も遅れたことから、SIMフリーのiPhoneを販売している各国のApple Storeには転売集団が大挙しました。特に円安の影響を受け、日本のApple Storeの行列に並んでいた日本人は全体の3分の1程度という有様だったことは記憶に新しいですね。世界各国での爆買いを回避させるためにも、中国での価格設定と発売日は慎重に決めてほしいところです。
7/22 iPhoneの筐体のサプライヤーから日本企業が消える
EMSOneによると、(株)錢屋アルミニウム製作所がiPhoneシリーズの筐体を供給するサプライヤーのリストから外れたとのこと。今後は、台湾フォックスコン・テクノロジー、台湾キャッチャー社、米ジェイビル社の3社体制になるとのこと。錢屋アルミニウム製作所が外れたのは、同社がAppleの求める規模まで供給体制を拡大するのが難しかったことが原因だそうです。Appleからの注文は世界規模なのでうまみはあるものの、依存度が高まると後戻りできないので難しい判断だったと思われます。シャープの亀山工場は、Apple専用工場したことで稼働率にムラができてしまいましたしね。
7/22 4インチの新iPhoneの金属筐体は台湾メーカーが受注か
EMSOneによると、噂されている4インチの新iPhoneの筐体は、台湾ライト-オン・モバイル社が受注するとのこと。出るとか出ないとか情報が錯綜している4インチiPhoneですが、果たしてどうなることやら。
7/23 2015年4~6月期のウェアラブルデバイス出荷はダントツでApple Watch
EMSOneによると、2015年4~6月期のウェアラブルデバイス出荷数は、Apple Watchが420万台で首位だったそうです。2位は米フィットビット社と中国シャオミ社が並んだそうです。2位以下の販売台数はわかりませんが、Apple Watchは昨年のAndroid Wearの総出荷台数を抜いているという予想もありますので、おそらくダントツだったんでしょう。米キャナリス社の調査レポートです。
7/23 第2世代Apple WatchのパネルはLGとサムスンの2社供給
EMSOneによると、第2世代のApple Watchの表示パネルは、韓国のLGディスプレイ社、サムスンディスプレイ社の2社供給になるそうです。初代Apple WatchはLGの独占供給でしたが、これが崩れたとのこと。また初代モデルの組み立ては台湾クアンタ・コンピュータ社、タッチパネルは台湾TPK社の独占でしたが、第2世代モデルではこれらの独占も崩れるそうです。初代モデルの発売当初の圧倒的な品不足を考えると、リスク分散は重要ですね。
7/23 iPhone 6sの前面ガラスの写真が流出
Apple.club.twによると、iPhone 6sの前面ガラスの写真が流失したとのこと。プロセッサーや筐体をはじめ、各種パーツの量産が始まっているのでありえない話ではないですが、iPhone 6sなのかどうかはよくわからないですね。
7/23 新MacBookシリーズは10月に登場か
DigiTimesによると、米インテル社の第6世代Coreシリーズのノートマシン向けのモデルが10月に発表されるとのこと。ドイツで開催される国際ゲーム産業見本市「Gamescom」で発表されるそうです。インテルは18種類のノート向けSkylakeプロセッサーを投入することを計画しているそうです。例年、iPadとMacの新シリーズは10月、11月に発表されることが多いので、今年もこのあたりに新しいMacBookが登場する可能性がありますね。最近は、インテルのロードマップを無視する傾向もあるのですが。
7/24 2015年4~6月のスマートウオッチ出荷台数の75.5%はApple Watch
米ストラテジー・アナリティクス社によると、2015年4~6月のスマートウオッチ出荷台数の75.5%の約400万台がApple Watchだったそうです。2位は韓国サムスン電子社で7.5%とのこと。3位以下はその他にまとめられています。サムスンは2014年に73.6%のシェアがあったものの、大幅に落としたようです。ただ、サムスンの出荷台数が大幅に減ったわけではなく、Apple Watchの登場で2014年4~6月期と比べると市場が457.3%も拡大していることが要因のようです。つまり、それまではスマートウォッチは全然売れていなかったわけです。Apple Watchにしてもアナリストの予想より出荷台数が下回っているという報道もありますが、そうなるとスマートウォッチはそもそも「必要のないデバイス」なのかも。
7/24 iPhone 6sシリーズの前面ガラスの写真がさらに流出
nowhereelseによると、iPhone 6sの前面ガラスの写真が流出したとのこと。バーコードを読み取っている写真などが掲載されているので工場内での盗撮ですね。リスクも高いですが、情報流出はカネになるようなので、部品の量産が本格化している現状を踏まえると、さらに出てくるかもしれません。
7/24 iPhone 6sシリーズは9月25日に発売か
M.I.C Gadgetによると、中国でのiPhone 6sの出荷は9月16~18日に予定されているとのこと。iPhoneの組み立てを請け負っている台湾フォックスコン社からのリークのようです。出荷がこの時期だとすると、iPhoneの発売日は従来の噂の9月18日(金)ではなく、9月25日(金)になるとのこと。
7/25 第6世代のCore iはCPUが20%、GPUが41%、バッテリー寿命は30%向上
MacRumorsによると、米インテル社がリリース予定の第6世代Coreシリーズである「Skylake」の情報がドイツのFanlessTechというサイトで公開されたそうです。Skylakeは、デスクトップ版が8月、モバイル版が10月にリリースされるとのこと。MacBookシリーズが搭載すると見られるYシリーズでは、CPU性能が17%、GPU性能が41%、バッテリー性能が1.4時間向上するそうです。MacBook Airシリーズが搭載すると見られるUシリーズは、CPUが10%、GPUが34%、バッテリー性能が最大1.4時間の向上。MacBook Proシリーズが搭載すると見られるHシリーズは、CPUが11%、GPUガが6%の「向上。iMacシリーズが搭載すると見られるHシリーズは、CPUが11%、GPUが28%が向上し、TDP(熱設計電力)が22%低く(よく)なるとのこと。iMacは9月、MacBookシリーズは10月か11月ごろに新シリーズがリリースされる可能性が高まりましたね。
7/25 やっぱり4インチのiPhoneは発売されない?
M.I.C Gadgetによると、噂されている4インチの新型iPhoneは、iPhone 6sシリーズと一緒には発売されないそうです。iPhoneの組み立てを請け負っている台湾フォックスコン社の従業員が、4インチのiPhoneを見たことがないというリークが根拠のようです。フォックスコンで作ってないだけかもしれないので真偽のほどは明らかではありませんが、大型化がトレンドとなりつつあるスマホでいまさら4インチというのは逆に新鮮かも。先日、4インチの液晶を搭載する新iPod touchを触りましたが、iPhone 6シリーズレベルの性能を備えながらも手のひらに収まるほどのコンパクトさに感動しました。現在の技術をもってすれば、iPhone 5sの筐体をさらに薄型化できるでしょうから、4インチの新iPhoneが出たら話題になることは間違いないと思います。
7/25 iPad mini 4はiPad Air 2の小型版
Macお宝鑑定団Blogによると、12.9インチの大型iPad、通称iPad Proと一緒に発表されるとみられるiPad mini 4のハードウェア仕様は、現行のiPad Air 2に近いものになり、厚みも同じ6.1mmになるそうです。iPad Air 3の発表も噂されており、こちらはApple A9チップと搭載したiPhone 6sシリーズに並ぶ最新仕様になるとのこと。
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