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史上初の大規模上映『機動戦士ガンダム』が第28回東京国際映画祭で大特集

2015年07月30日 19時00分更新

 10月22日(木)~31日(土)に開催される『第28回東京国際映画祭』。去年大注目となった特集アニメーション企画『庵野秀明の世界』に続き、2015年は『機動戦士ガンダム』の大規模上映が決定。東京国際映画祭として、ひとつのシリーズ作品に特化したアニメ特集は史上初の試みとなる。

東京国際映画祭2015
©創通・サンライズ

 “国内外へ向けた映画の情報発信基地”をテーマに掲げる東京国際映画祭だが、ガンダムに影響を受けたと公言する海外のクリエイターは非常に多い。近年では、人型巨大兵器 vs 巨大KAIJUを描いて世界中を興奮の渦に巻き込んだ、映画『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロ監督もそのひとりだ。

 東京国際映画祭では、公開からまもなく35 年となる、劇場版第1作『機動戦士ガンダム』(総監督:富野由悠季)を筆頭に、テレビアニメ版、劇場版、スクリーン上映されることが極めて稀な短編等、数十本を上映(タイトルは順次発表予定)としており、詳細の続報を心待ちにしたい。

 ちなみに、今秋にかけては、ガンダム関連のイベントが目白押しとなる。六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーでは『機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM』が、上野の森美術館では『メカニックデザイナー大河原邦男展』が、どちらも9月27日まで開催している。
 10月4日からは、TV シリーズ最新作となる『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(毎週日曜午後5時、MBS/TBS 系列全国28局ネット)の放送がスタートし、OVA最新作『機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア』 は10月31日から全国15 館にて、2週間限定で劇場上映される予定。

 今回、ガンダムの特集上映を決めた東京国際映画祭では、名優・高倉健(1931~2014)追悼特集や、寺山修司(1935-1983)生誕80年と題した長編作品記念上映特集、『市民ケーン』(1941)で“神童”と謳われたオーソン・ウェルズ監督の生誕100年特集なども予定している。

 注目は、フランスの最新技術を使ってデジタル復元された、巨匠・黒澤明(1910-1998)の『乱』4K デジタル版のジャパンプレミア上映だろう。豪華絢爛の衣裳、超弩級の騎馬合戦シーンが4K画質の大迫力映像としてスクリーンに蘇る。今年の東京国際映画祭は、いつになく目が離せないものになりそう!

第28回東京国際映画祭
■期間:10月22日(木)~10月31日(土)
■会場:六本木ヒルズ(港区)、新宿バルト9、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ新宿ほか
http://www.tiff-jp.net
■併設マーケット:TIFFCOM2015(Japan Content Showcase 2015)
 10月20日(火)~10月22日(木)
■チケット:10月10日(土)よりticket boardにて発売開始

■関連サイト
第28回東京国際映画祭
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア
機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM
メカニックデザイナー大河原邦男展

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