自分でパーツを組み合わせてつくれるオープンソースのお絵かきロボット『mDrawBot』がクラウドファンディングサイト“Makuake”で支援募集を開始した。標準キットのコースが1万7667円から。
2012年にKickstarteに登場し、当時わずか1ヵ月でサクセスし、その後も世界で人気になってる“Makeblockプラットフォーム”に基づいた組み合わせ自在のロボットキットで、60個以上の部品から構成されている。
電子回路モジュールに、それぞれ別の効果がある描画ツールと本体を構成するアルミ製のパーツを付け替えることでさまざまな動きをさせる事が可能だ。動きは『mDraw(えむどろー)』というフリーソフトウェアで制御する。また、mDrawは初心者でも扱いやすいマイコンボード『Arduino Uno』とも互換性をもっている。
ボディーを構成する各パーツはMakeblockのブロックパーツ以外にも、レゴ用のパーツやベアリング、タイミングベルト、ステッピングモーターといった工業用標準部品も使えるため、アイデア次第で可能性は無限大。ハードを自由に組み合わせ、ソフトウェアの処理を組み込んでいく、ロボット工学を楽しく遊びながら学べそうだ。
ユニークな描画ツールは4種類。“mScara”はステッピングモーターで駆動し、平らな面に絵を描ける。アルミパーツを伸ばせば、どんな大きさでも描けてしまう。
“mEggBot”はタマゴやピンポン玉のようにふつうには印刷できないものに絵を描ける。ちょっと楽しい飾りとかつくれそうだ。
垂直の壁やホワイトボードなどで、2つのステッピングモーターを使い糸を介して絵を描ける“mSpider”は、理論的には糸を長くすることでより大きな絵を描くことができる。
“mCar”は3ヵ所に車輪がついたロボットカー。平面上に自由自在に走りながら絵を描ける、見ていて楽しいツールだ。
■関連サイト
mDrawBot
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります