世界最小ラジコンヘリ
ついにデジカメを搭載
世界最小ラジコンヘリとして人気のナノファルコンに、ついにカメラ機能が付いた!内蔵するマイクロSDカードに、静止画なら30万画素のJPEG画像を記録でき、動画ならやはり30万画素、640×480ドットの30fpsで記録できる。
この心躍るニュースを耳にした俺ことムラリンは、早速発売元であるシー・シー・ピーさんに秒速でお貸出しを依頼!
が!!!!
「ナノファルコン デジカムでしたら、もう電撃ホビー編集部さんにお貸出ししてますんで、そちらから回していただけますか?」
何!? KADOKAWAグループにおけるホビーの殿堂・ホビーの巣窟、オトナになりきれない心を見た目おっさんな身体に宿した編集部員が集まる電撃ホビー編集部にすでにあるってか!!?
そんなわけで借りてきました。こちらが『ナノファルコン デジカム』。
↑なにか比較対象物を置いて撮影するんだったとあとから後悔した小ささ。全長130mmです。 |
ちっさ!
噂にたがわぬ小ささ。しかしながらこのフォルム! 筒状のカメラ本体に足とプロペラ、テールを加えただけというシンプルな構造ながら、超カッコいい!!
従来のナノファルコンは、小さくともヘリコプターの形をしていたが、このナノファルコンD(俺が勝手に命名)の形状は、近未来的ですらある。こりゃー、見た目はオトナ、頭脳は子供な電ホビ野郎どもが放ってはおかないのもうなずける。ほら、彼らガンプラとか大好きだから。俺もだけど。
↑フロントビューはまるでガン・○ップのようなフォルム。MSで言うとボール。前側に作業用のアームとか付けたい。 |
↑リアビューはヘリコプターのそれ。 |
しかし!ナノファルコンDの特徴はそれだけじゃない。なんと、変形合体するのだ!
変形合体!!!!!!!
なんと心躍るフォーチュン・ワード!! このナノファルコンDは、プロペラ部などを折り畳み、プロポ部に収めることで普通のデジカメとしても機能するのだ。さすがは“D”の称号を持つラジコンヘリである。俺が勝手に付けただけだけど。
その変形合体プロセスはこうなっている。
ここにラジコンヘリがあるじゃろ?( ^ω^)
これをこうして……( ^ω^)
こう収めると……( ^ω^)
_人人人人_
> 合体 <
 ̄Y^Y^Y ̄
かっけー!
ちなみに上部の右ボタンが静止画シャッター、左ボタンが動画撮影用のボタン。これは、ラジコン時も同じ。プロポは、左スティックで上下動、右スティックで前後左右に操作する。
安定飛行して撮影するのは激ムズ!
だがそれがいい
それではそろそろフライトに移ろう。
レッツフラーイ!
はい。天井に激突して落下しました。まぁ、このあたりはお約束ですよ。誰でも通る道。国道並みに。
今度は慎重に……レッツ…ふら~ぃ…。
と、これくらい慎重を期すと今度は飛び立つ前に横転してしまう。まぁ、まぁ、ご愛嬌御愛嬌。
3度目のトライでどうにか浮き上がらせることには成功したものの、どうにも姿勢制御が安定しない。なんとか写真やムービーを撮ろうと悪戦苦闘するも、あっちにぶつかりこっちに引っ掛かりで、まったく思い通りに飛ばすことができない。今どきの、放っておいてもジャイロで姿勢制御してホバリングしてくれるドローン的なものを想像してると痛い目を見る。これは……率直に言って難しいぞ。そこそこ練習しないとまともに飛ばすことすらできなそう。
パッケージを見ると、対象年齢は10歳以上となってるけど、大丈夫これ?対象年齢10歳って、頭脳だけじゃなく、カラダのほうも10歳の人も対象だよ?
とはいえ、変形合体のためのギミックのおかげか、少々の落下や衝突では、プロペラもテールも折れたり壊れたりせず、なかなかに丈夫。
そんなこんなで練習を重ねたが、結局まともに飛ばせることなく試運転を終了。休日に借りて自宅でもチャレンジしてみたが、家ではさらに天井が低く、障害物が多いため、難易度が上がっただけ。
さらに言うと、このナノファルコンD、飛行時にそこそこ大きな音がする「フィーーーーーーーーーーーーーン!!!」みたいな。
自宅では、ペットの犬を被写体にしてみようと思っていたのだけど、この音にビビってしまって逃げまわるので、カメラのフレームに収めるのも難しかった。
と、散々こき下ろしているような原稿になってしまったけど、実はこれらのことがすでにとっても面白い(笑)。うまく飛ばせない試行錯誤も、うまく撮れない写真も、仕方なく合体させて普通のデジカメとして撮ってみた写真も、なんだかちょっとずつ自分の思惑とずれてて、それが次の工夫につながり、仕上がった写真は思わぬ角度で思わぬものが映り込んでいたり、普段デジカメで撮っている写真とはまったく違う写真が撮れる。
以前のナノファルコンについてネットで調べたら、後部に多少の重りを付けると安定するとか、飛ばし方のコツのような書き込みも見つかった。そういった工夫をしてみるのも、また楽しそうだ。
いつか、ナノファルコンDをまともに飛ばせるようになったら、あんなことやこんなことをしてみたい。はたまた改造したり、自分好みにペイントを施してみたりするのも面白いかも。買って飛ばして終り、じゃない。あれこれ工夫したり、テクニックを磨いたり、先々のことを考えながら遊ぶのが、オトナのホビーってもんです!
↑本体左横にあるスイッチ。カメラ形態で使用する際も、ONにしておく必要がある。 |
↑本体後部にあるマイクロSDスロット。残念ながら、ビューファインダーみたいなものはないので、撮れた写真や動画は、パソコンなどにつないでからのお楽しみ! |
↑本体の充電は付属のマイクロUSBケーブルを本体後部のジャックにつないで。このままパソコンにつなげば、リムーバブルディスクとして認識され、充電しながらSD内の画像を見られる。 |
『ナノファルコン デジカム』
●シー・シー・ピー
●発売中
●希望小売価格8980円(税別)
●操作可能距離 約15m
●充電時間 約35分/連続飛行時間 約4分
●全長130mm
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6,480円
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2,200円
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3,963円
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2,918円
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3,490円
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4,730円
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3,925円
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4,730円
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