Android Wear搭載の『SmartWatch 3 SWR50』を使い始めて約8ヵ月が経過している週アスAndroid担当のゆうこばです。最近では大幅なUI変更やWiFiへの対応などもあり、スマートウォッチの可能性を日々試しています。
さて、スマートウォッチを購入された方はまだまだ少ないと思いますが、「どのくらい使えるかわからない」、「どんなふうに便利なのかピンとこない」という方が多いのだと思っています。そこで、今回はこんな企画を考えてみました!
SmartWatch 3を付けて京都旅行をしたらどのくらい便利か?
SmartWatch 3がJAL国内線の搭乗券になる!
↑『JAL Countdown』のウォッチフェイス。搭乗1時間21分前の様子。 |
まずは、羽田空港にやって参りました。利用するアプリは今月Android Wear対応したばかりの『JAL Countdown』(無料)。ウォッチフェイス(文字盤)としても利用でき、現在時刻だけでなく常に搭乗時間10分前までのカウントダウン表示、便名を確認できます。なお、これらの情報はスマホ側のJAL CountdownアプリにJALマイレージバンク会員情報を登録しておけば、予約情報から自動で読み込んでくれます。
アプリは出発前日から、2時間前、1時間前、30分前のタイミングで通知カードが表示される仕組みになっているため、空港での買い物などでつい夢中になってしまっていても心配ありません。通知カードは1度左へスワイプすると“搭乗時間10分前までのカウントダウン表示”、さらにもう1度左へスワイプすると“搭乗口などの搭乗便情報”、さらにスワイプすると“搭乗用バーコード”が表示可能です。
↑搭乗2時間前のカード。 |
↑カウントダウン表示。 |
↑搭乗便情報表示。これらの画面の背景には空港ごとの目的地のイメージが使われています。 |
↑この画面をタップすれば搭乗用QRコードを表示できます。 |
搭乗用QRコードは保安検査場と搭乗口で利用できます。それぞれに設置している既存の“タッチ&ゴー”の機械にQRコードを表示してかざすだけ。
↑無事、保安検査場を抜けたところ。QRコードがキチッと読み込まれると搭乗案内用の控えが発行されます。 |
↑ちなみに、Android Wear利用を含む“QuiC”を利用するともらえるこの控えの裏面にはローソンのペットボトル飲料か“MACHI cafe”のコーヒーと交換できる無料商品券が印刷されています(9月30日まで)。 |
搭乗口も保安検査場と同じ要領で通過可能。前述のとおり、1時間前や30分前、そして“出発準備中”、“優先搭乗中”、“搭乗案内中”のタイミングも教えてくれるので「はやく行かなきゃ」とムダに慌てる必要なく搭乗口へ向かえました。
そして、無事搭乗して自分の席でひと息ついていると、最後にうれしいサプライズが。なんとウォッチフェイスのデザインがガラリと変わり、青空と“Have a nice flight!!”と表示。ちょっとしたことでしたが、旅のワクワク感がさらにアップします。
↑優先搭乗中の表示。 |
↑搭乗案内中の表示。 |
↑こちらのQRコードを表示して搭乗口へ向かいます。QRコードは通知カードから表示する以外に、Android Wearのアプリ一覧画面から『JAL Countdown』をタップしても表示できます。 |
↑搭乗口の機械にもSmartWatch 3でタッチ。 |
↑出発時間になると特別な文字盤になります。 |
↑今回搭乗した“東京(羽田)-大阪(伊丹)線”はJAL SKY NEXT対象便だったので機内WiFiサービス“JAL SKY WiFi”が利用できました。利用方法はウェブページのほかに席に案内シートが用意されています。 |
↑機内エンターテイメントや天気の確認などであれば無料で利用できるので、もし利用できる場合はぜひ活用してみてください。 |
神戸でのイベント取材も大活躍
今回の旅程では、到着日は神戸で開催されたXperia Z4のユーザーイベントおよびタッチ&トライイベントの取材でした。そのため、SmartWatch 3のフル活用は翌日までお預け。ただ、当日は雨が降っていたので標準で利用できる予定表示(Googleカレンダー)や気候情報の表示(Google Now)は移動するうえで非常に助かりました。とくにSmartWatch 3は高い防水性を備えているので、雨が降っていても気にせず使えたのが印象的です。
ちなみに、次の日はガッツリ京都を観光したかったので早めに起きることに。SmartWatch 3単独でもアラーム機能はついていますが、Google純正の『時計』(無料)アプリを使っていればセットした時間やスヌーズ操作が同期され、スマホが鳴ると同時にSmartWatch 3もバイブが鳴るので非常にオススメです
↑XperiaだけでなくSmartWatch 3も展示していた同イベント。家族連れで賑わっていました。 |
↑当日はあいにくの雨……でしたが、気にせずSmartWatch 3を使いました。 |
↑時計アプリはGoogle標準のものがオススメ。 |
いざ、京都へ! 友人との連絡や紅茶のお供にも!?
そして最終日である2日目。早朝に神戸から京都へJRで移動しました。京都では関西圏に住んでいる友人と会う約束をしていたので、逐一“ハングアウト”でメッセージをやりとり。このときもSmartWatch 3から簡単な返事は音声入力で済ませられたのでストレスフリー(LINEやFacebook Messengerでも同様のことは可能)。さらに、駅前で朝食をとったときも頼んだ紅茶を1分間蒸らすよう言われたので、SmartWatch 3のタイマー機能を使いました。
↑画面上で相手のメッセージを即座に確認。 |
↑紅茶を蒸らす時間もベストタイムで。 |
第1の目的地『伏見稲荷神社』──1万基の鳥居が圧巻
最初の目的地は伏見稲荷神社。ちなみに今回の観光は“京都の有名な寺と神社を訪ねるのと同時に、胃袋を満たす”というもの。ふだんは編集部のPCの前でキーボードをカタカタしていることが多い自分ですが、神社や寺の雰囲気にのまれて次の日(月曜日)のことも省みずはしゃぎまくりました。
↑伏見稲荷神社の表参道はJR奈良線「いなり」駅の目の前。 |
↑楼門前までやってきました。 |
↑まずは手前で手を清めます。このときSmartWatch 3にも水はかかりましたがもちろん平気です。 |
↑現在は約1万基あるという鳥居を抜けているときは、別世界へ歩いているようでなんとも神秘的でした。 |
↑奥社奉拝所の“おもかる石”にもトライ。友人に撮ってもらった写真をハングアウトで送ってもらってSmartWatch 3でチェック。ちなみにめちゃくちゃ重かったんですが気のせいですかね……。 |
第2の目的地『八坂神社』──いまさら知る“後厄”
伏見稲荷神社から八坂神社までは京阪本線で移動。途中スマホのGoogleマップで八坂神社を検索していたので、八坂神社までの所要時間が常にSmartWatch 3に表示されていました。
八坂神社ではふつうにお祈りして帰ろうと思っていたのですが、自分が今年後厄だったのに気づき、本当は厄払いをしてもらうべきでしたが、時間がなかったのでひとまず“祓串”と“形代(よりしろ)”をしておきました。
↑次の目的地までの所要時間が自動で表示されるのはステキ。 |
↑八坂神社に到着。 |
↑神様へ本日2度目のお願いをしに来ましたが、バチは当たりませんよね? |
↑そして今年後厄なのを掲示でいまさら知る。 |
↑生まれて初めて祓串にトライ。 |
↑100円払って自分にかかる災いを形代につけてきました。 |
第3の目的地『清水寺』──“いつもNAVI”と自撮りに挑戦
第3の目的地は“行く年来る年”や“清水の舞台から飛び降りる”でおなじみの清水寺。八坂神社から清水寺までは徒歩で移動しました。進行方向はなんとなくわかっていたのでどんどん歩いて行ったのですが、途中さまざまお店のある通りに入り方向感覚がわからなくなりました。そこで、こちらもリリースされたばかりのゼンリンの『いつもNAVI for Android Wear β』(無料)を活用してみることに。
いつもNAVIは徒歩移動用の案内アプリで付近のコンビニやレストランなどのスポット情報を検索し、案内してくれます。SmartWatch 3のGPSやジャイロセンサーを駆使するので、屋外での精度はバッチリ。音声による“フリーワード検索”にも対応しているので、今回は“清水寺”と自分の声で入力して案内してもらいました。
↑“矢印ナビ”モード。目的地までの距離と方角を常に表示。 |
↑“レーダーナビ”モード。方角を意識して進めます。 |
↑“縦スクロール・ターンバイターンナビ”モード。自動車のナビのように方角や曲がるタイミング、周辺施設情報も表示してくれます。 |
↑無事、清水寺に到着! |
↑SmartWatch 3を使って手元でGoogle検索すると清水寺の概要が知られるので、友だちにしったかぶらないですみます。 |
また、やはり最近ではセルフィー(自撮り)が流行っているというので、Android Wear向けカメラコントロールアプリ『PixtoCam for Android Wear』(199円)にもトライ。SmartWatch 3上でシャッターを切ったり、イン/アウトカメラを切り替えられて非常に便利。セルフシャッターも設定できるので、セルフィー時は横のアイコンをタップして設定すると撮りやすいです。
今回は自撮りで使いましたが、夜景などスマホを動かせないときにシャッターを切る手段としても最適です。
↑ウォッチフェイスをタップしてアプリ一覧画面を表示。“PixtoCam”を選びます。 |
↑フロントカメラでひとりで手に持って撮影する場合はこんなふうな持ち方。 |
↑こちらが実際に撮った写真。位置を調整しながら撮れたので良い感じに清水の舞台を背景にできました。 |
さて、実はここまで歩きっぱなし。そろそろお腹が減ってきました。“胃袋を満たす”のも今回の観光の目的なので、境内の茶屋でだんごをたべて、その直後に近くのお店で“おてまえ豆腐(自分で豆乳ににがりを入れてつくる豆腐)”をがっつりいただきました。
↑清水寺内にある『舌切茶屋』でまずはひと休み。奥は友人の注文したところてん。 |
↑昼食は“おかべ屋”にておてまえ豆腐のコースを食べました。 |
お土産の購入にも大活躍
お腹がふくれたので、つづいては編集部や家族にお土産を買うことにしました。編集部には事前に聞き込みをしてあったのでEvernoteにチェックボックス付きでメモ。『Evernote for Android Wear』(無料)を呼び出して“ToDos”メニューをタップすれば、チェックボックス付きのノートを表示可能で、画面にタップしてチェックがつけられるので、このような“買い物メモ”的な使い方にはピッタリです。
↑Evernote for Android Wearでチェックボックス付きのノートを表示。買い物メモ以外にも“見ておきたい名所リスト”や“食べておきたいご当地グルメリスト”などもつくっておくといいですね。 |
そしてお土産購入時、突如母から電話が。取材で京都に行くとは伝えていたのですが、「知らない!でも、“よーじや”のあぶらとり紙買ってきて!」と言われる始末。突然の出来事だったので“よーじや”がなんだかわからず、SmartWatch 3でGoogle検索を実行。一発でお店のロゴが出てきたので、「あ、これなら今来た道にあった」とすぐに見つけ出すことができました。
↑“よーじや”と検索してみたところ。京都市内ではよくみかける看板が表示されました。 |
↑こちらで無事あぶらとり紙を購入。割と有名なお店でしたね……。 |
帰路・伊丹空港へ──旅程管理にSmartWatchは最適
ということで、帰路もJAL便だったのでカウントダウンをチェックしてしっかり1時間以上も前に伊丹空港に戻ってきました。
↑伊丹空港に到着。JAL Countdownから1時間前の通知が来る前に戻ってきました。 |
結論としては、SmartWatch 3を装着していたことで、飛行機にも簡単に乗れて、普段行かない場所でも迷うことなく、かつ要所要所での情報確認手段がスムーズになり、快適に観光できました。すでに7月下旬で早い夏休みに入った方もいるかもしれません。今年の夏の旅行はぜひSmartWatch 3を使ってスマートでちょっと未来的に過ごしてみてください!
●キャンペーン情報
『SmartWatch 3 を買って旅に行こう! JALのマイルプレゼントキャンペーン』
ソニーモバイルでは『SmartWatch 3 SWR50/SWR50M』購入者に対してJALのマイレージ“1万5000マイル”をプレゼントするキャンペーンを実施中。応募締め切りは3回あり、1、2回目の期間で応募した場合次回以降の応募は不要になる。当選者数は合計100名で、過去2回行なわれた“SmartStyleキャンペーン”に応募している場合は対象外。購入すると製品に付属している緑もしくは紫のチラシにプリントされたQRコードから応募サイトへアクセスして応募可能だ。
応募期間:
・第1回 8月2日 23時59分締め切り 当選者数20名
・第2回 8月31日 23時59分締め切り 当選者数40名
・第3回 9月30日 23時59分締め切り 当選者数40名
キャンペーン概要サイト→ http://store.sonymobile.jp/sp/campaign/swr50_jal/
●SmartWatch 3 SWR50のおもな購入ページ
・ソニーモバイル
取り扱いバンド:ブラック/ライム/メタルシルバー(ホワイト・ピンクの付け替えバンドも取り扱い中)
期間限定で液晶保護シートがついきておトクです。
・ソニー直販『ソニーストア』
取り扱いバンド:ブラック/ライム/メタルシルバー(ホワイト・ピンクの付け替えバンドも取り扱い中)
ほかのソニー製品を買ったときなどに付与されたソニーポイントや持っているクーポンが利用可能。
・KDDI『au +1 collection』
取り扱いバンド:ブラックのみ
auの利用料金などの支払いで貯まる“WALLETポイント”や携帯料金の請求書と合算できる“auかんたん決済”に対応(併用不可)
・ソフトバンク『SoftBank SELECTION』
取り扱いバンド:ホワイトのみ
月々の請求書に合算できる“ソフトバンクまとめて支払い”に対応。Tポイントは利用不可。
・ヨドバシカメラ
取り扱いバンド:ブラック/ライム/メタルシルバー(ホワイト・ピンクの付け替えバンドも取り扱い中)
記事作成時、10%ポイント還元実施中。最速で注文日に届くスピードお届けに対応。
・ビックカメラ
取り扱いバンド:ブラック/ライム/メタルシルバー(ホワイト・ピンクの付け替えバンドも取り扱い中)
記事作成時、10%ポイント還元実施中。
※ そのほかの家電量販店などでも発売中。
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