『RED ASH』プロジェクトに秘められたモノとは…。
稲船敬二氏率いるcomceptはゲームとアニメの連動によるビッグプロジェクト『RED ASH』を発表しましたよ。
RED ASH プロジェクトとは
同じキャラクター原案と“宝探し”のみを共通のテーマとしてゲームとアニメのクリエイターがそれぞれの解釈と才能によって作品をつくりあげるプロジェクトのこと。このプロジェクトでは、アニメとゲームが互いに寄せ合うことなくテーマのみを共有し、それぞれ異なりつつも、どちらも本物の作品をつくりあげるようです。
ゲーム側は先にも説明しましたが、稲船敬二氏らのcomcept、アニメは『キャサリン』や『鉄コン筋クリート』などを手がけたSTUDIO4℃が担当。
この製作にあたってKickstarter(キックスターター)にてクラウドファンディングでのキャンペーンを開始しました。
・ゲーム版『RED ASH』Kickstarterページ
・アニメ版『RED ASH』Kickstarterページ
ゲーム版『RED ASH』キックスターターページを見てみると、記事を書いている7月6日現在、23万ドル以上すでに集めています(目標額は80万ドル)。
ちなみにcomceptは以前、コチラの記事でも触れましたが、Mighty No. 9というゲームでもキックスターターを利用していました。
RED ASHの世界観
以下、リリースより転載
ここかもしれない地球…。
ロボットと人間の戦争により、一度は滅びかけた人類だったが、野生化したロボット兵器と戦いながらも廃墟となった都市や荒野でしぶとく生きのびていた。
彼らは過去の遺産──ロストテクノロジーによって少しずつも復興を果たし、都市部で豊かな暮らしを送る富裕層も現れ始めていた。
その一方で、地下に潜りロストテクノロジー発掘と一攫千金に命を懸ける者たちもいた。
人は、その者たちを“ディグ屋”と呼んでいる。
ストーリー&登場人物
以下、リリースより転載
人口10万人を擁する都市、グレイトスロップに危機が迫っていた。
廃棄された大戦の遺物、城塞都市型巨大ロボット“カルカノン”がその進路をグレイトスロップへと向けたのだ。
このままでは大災害は免れない。
グレイトスロップの住民たちはパニックに陥っていた。この事態に対し、グレイトスロップの中央機関である
“ゲッコーカンパニー”は大型電磁砲『ピースメーカー』を使用し、これを撃破するという発表を行う。
パニックから一転、グレイトスロップは、この一大イベント“大砲祭り”で賑わいを取り戻す。
だがボーンズ商会の若き店主、コール・C・ボーンズの眉間にはくっきりと縦じわが浮かんでいた。
「カルカノンには伝説の遺産が眠る...」
ディグ屋の間では有名なウワサである。
「あの拝金主義者どもに破壊される前に お宝はいただいちゃいましょう...」
「カルカノンが電磁砲の有効射程距離に入るには... まだ14時間はあるわね。」
「ちゃーっと行って じゃんじゃんお宝かき集めて ぱぱーっと帰ってくるわよ!」
「これはボーンズ商会からの正式なオファーよ、3分で準備して!」
依頼先はもちろんいつもの得意先、ベックとタイガーの二人組だった。
ベック
タイガー
コール
ロックマンDASHの続編では?と噂になる理由
●開発スタッフがロックマンDASH制作チーム
ゲーム版『RED ASH』Kickstarterページのページ中ほどで発表されていますが、プロデューサーには稲船敬二氏、アートディレクターに伊藤和司氏、ゲームディレクターとして安間正博氏が携わります。彼らはロックマンシリーズ(DASH含む)の開発陣だったということもあり、この制作陣の集まりには期待が高まります。
●『RED ASH』 → “RE DASH”
まず本プロジェクトのタイトル『RED ASH』(レッドアッシュ)の空白(スペース)の位置を変えると『RE DASH』(リ ダッシュ)と読み取れるということ。REは“remake”(リメイク)の略なのでは?と憶測が飛び交っています。
ロックマンDASHシリーズは1997年にPlay Station用ソフトとして発売され、続編のDASH2は2000年に発売。ニンテンドー3DS向けに『ロックマンDASH3』の開発が行なわれていましたが、開発中止を発表となっていました。
●ロックマンシリーズを彷彿とさせるイメージイラスト
登場人物紹介ですでにこの記事でも記載しましたが、主人公のようなベックは赤い“ロックマンのような衣装”を着ていて、片手には銃を持っています。また、コールもDASHシリーズに登場するロールのような“キャスケット”(帽子)を被っており、こちらも非常に雰囲気が似ていそうです。
色合いなどはもちろん違いますし、正当な続編…という訳ではないと思いますが、『RED ASH』プロジェクトで生まれる作品は少なからず“DASH”を意識した作品になるのではないでしょうか。
ゲーム版『RED ASH』公式Twitterも開設してあるので興味のある方はぜひともチェックしてみてはいかがでしょう。
おはようございます!ゲーム『RED ASH -The Indelible Legend-』日本語版公式ツイッターです。これから、よろしくお願いします! #RedAsh
— RED ASH (@RedAshGamejp) 2015, 7月 4
■関連サイト
・RED ASH 公式サイト
・comcept 公式サイト
(C) comcept Inc. All Rights Reserved.
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります