ハイレゾ対応スマホ『Xperia Z3 Compact』でハイレゾライフを送っている筆者ですが、ハイレゾの原点はもちろん音楽。自分の興味あるジャンルの曲がハイレゾで聴けないとあまり意味がありません。そこで今回は、ジャンルが異なるハイレゾの新しめの曲をいくつかピックアップして、どれだけハイレゾの効果が実感できるかを聴き比べてみました。
↑今回試聴したハイレゾ音源はすべて『MORA』で購入したもの。 |
まずは、ハイレゾと言えばアニソン!藍井エイルさんの新アルバム『D'AZUR』のハイレゾ版がリリースされたので、『ラピスラズリ』(96kHz/24ビット)をハイレゾとCDクオリティーで聴き比べてみました。アコースティックな音源とボーカルの壮大な楽曲ですが、この曲は音の空間スケールと自然さに違いがあります。
↑6月24日配信の藍井エイルさんの新アルバム。 |
それでは、J-POPはどうでしょうか。実はハイレゾ音源を探していてちょっと驚いたのは、“三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE”の楽曲がハイレゾ配信されていること。
EXILEの弟分がハイレゾですよ!この曲にどれだけハイレゾ需要があるのかピンときてないのですが、アルバム『PLANET SEVEN』より2014年の大ヒット曲『R.Y.U.S.E.I.』(48kHz/24ビット)をハイレゾとCD音源で聞き比べてみます。これは予想以上に差が出ました。イケイケノリノリの曲なんですが、音数が多いのでハイレゾだと音の分離がよく、特に低音の情報量に差が出ます。
↑なんと“三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE”もハイレゾ配信中。 |
次にジャズという分類が正確かどうかはわかりませんが、洋楽のハイレゾで定番になっているノラ・ジョーンズ。アルバムの表題曲でもある『Don't Know Why』を聴いてみます。ハイレゾ音源の音質差としては、結構ツウ向けですね。空気感とニュアンスの細かさに違いが表われます。
↑ハイレゾ楽曲の定番であるノラ・ジョーンズ。 |
せっかくなので、ハイレゾでクラシックもいってみましょう。クラシックはちょっとハードルが高いという方でも、映画音楽なら知っている曲も多いのでは? ということで、日本フィルハーモニー交響楽団からリリースされたばかりの『ハイレゾ・ダイナミックシネマ』(192kHz/24ビット)はいかがでしょうか。今回試聴曲に選んだのは『スター・ウォーズ』のテーマ。これは冒頭のファンファーレから音の分離とスケール感に違いが出ます!
↑6月24日に配信開始したばかりの『ハイレゾ・ダイナミックシネマ』。 |
さて、4曲をハイレゾ版とCD音質で聞き比べてみました。正直どのジャンルでも音質の差はありましたが、特に音質の差が大きかったのはアニソンとクラシックですね。もともと音数が多く、空間スケールの広い曲は特にハイレゾの効果が顕著に感じられます。結構メジャーな曲がハイレゾで配信されているので、自分の好きな曲で試してみてくださいね!
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