写真:写真素材ぱくたそ |
アダルトサイト経由で身におぼえのない請求をされても、無視すること。
MMD研究所とマカフィーの共同調査によれば、ワンクリック詐欺は男性より女性のほうが被害にあった経験がある割合が高いというのだ。年代別では30代についで10代が2番目に高く、被害者の1割は10万円を超える金額をだましとられている。
ワンクリック詐欺は、アダルトやこづかい稼ぎなどのウェブサイト経由で悪質なアプリをインストールしたことで「○○円をお支払いください」と架空請求を受けるもの。iPhone向けのエロサイトでワンクリック詐欺が見つかったことも話題になった。
女性の被害が多いという点は少し意外に思えるが、国民生活センターによればエロサイトに関する女性の相談件数は増加傾向にある。女性のためのアダルト請求画面駆除サポートを売りにする業者(キューアンドエー)さえあらわれるほどだ。
マカフィーによれば、女性は男性とくらべ、PCよりもスマートフォンでウェブを見ることが多い。一方、スマホはPCにくらべて利用者のセキュリティー意識がまだ薄く、つい油断してクリックする傾向があるのではないかという。
そんな背景もあってか、女性をねらった悪質な業者は増加傾向にあるそうだ。
“スマホで内職、短期で稼げて高収入”などとうたうメール副業詐欺、診断系アプリをよそおう出会い系業者などが近年増加しているという。
同社ではワンクリック被害に遭わないための心がけとして、支払い請求は無視すること、提供元がわからないアプリはインストールしないこと、不用意なクリックは避けることなどをあげている。みなさまどうぞお気をつけて。
●関連サイト
MMD研究所 調査結果
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