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渋谷発スタートアップピッチに登場した究極の歯ブラシ 約5万円で一生ぶんも

2015年06月22日 16時00分更新

 渋谷発のスタートアッププレゼンテーションイベント“sprout #6”が2015年6月19日に行なわれた。IBM、トーマツベンチャーサポート、渋谷の会員制コワーキングスペース“co-ba shibuya”を運営するツクルバによるイベントで、今回が第6回目の開催。

 従来のベンチャー、スタートアップイベントが投資家や事業提携に重きを置いているのに対して、発芽するを意味するsproutはスタートアップの製品やサービスそのもの魅力を伝えることに目を向け、BtoCのサービスを中心としているファンの獲得を目指したイベントとなっている。この日も参加したスタートアップ企業は4社が自社サービスをアピールするピッチを行なった。

一枚のウェブページを気軽につくれるペライチ

sprout#6

 優勝したのは誰でも簡単に1枚のウェブページがつくれるサービス“ペライチ”、登壇したのはホットスタートアップ橋田一秀代表取締役。2015年4月にサービスをリリースしたばかり。2ヵ月ですでに600ページのウェブサイトがつくられた。

 簡単な入力で製品のブランディングサイトなど基本無料から作成でき、PC、スマホ、タブレットなど自動でマルチデバイスに対応する。ただサービスの使い勝手の良さだけでなく、街の商店街のペライチサイトモールをつくり、活性化させるコンサル的な利用もできるのではと、会場からの意見もあり将来性を含めて期待されていた。

sprout#6

究極の歯磨き体験で日常にわくわくを

 BY THE TAPS!の歯ブラシ体験でわくわくを実現することを目的に、新潟県燕三条の金属加工技術をもちいた美しいハンドルと、天然鉱石配合のブラシ毛を採用してブラッシング中にイオンを発生させて汚れを落とすという究極の歯ブラシを作成。現在、クラウドファンディングサイト“Makuake”に出品中だ。誰もが毎日意識せずにしている日常のひとコマから、壮大なテーマを掲げているスタートアップ企業だ。

sprout#6

 ベストなタイミングで歯ブラシを変えられるようにブラシカートリッジを配送する月額サブスクリプション型のサービスを予定、クラウドファンディングでは4万8000円の支援で、一生分の歯ブラシが送られてくるプランもある。「堅さや大きさなど人によってベストなものは違うのでは?」という疑問には、「歯科衛生士などの専門家にマーケティングして、つくられた究極の逸品」と自信を持った回答をいただいた。

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目指すはわかりやすい、やさしいメディア

 ニュース解説メディア“Credo”は、時事性の高いニュースやアカデミックな事柄を専門家がしっかりとわかりやすく説明するやさしいメディアの実現を目指している。最近では「日本版・10年後なくなる可能性が高い職業とは」などで大きな反響を得た。Facebookのフィードで見かけた人も多いのでは。

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スポーツ専門キュレーションアプリ

 最後は「ナイキを超える世界一のスポーツ企業」を目指すookamiの『PLAYER!』は、スポーツ情報に特化したニュースキュレーションアプリだ。ありそうでなかったサービス。サッカーや野球などのメジャースポーツはもちろん、マイナースポーツまでをカバーする。マイナースポーツのほうには、通常のメディアにはなかなか情報が載らず、見つけられないものをロングテールで見つけるようになれると大きな可能性を感じていた。

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