ASUSは4月にグローバルで発表していた幅がわずか6センチと省スペースな小型ゲーミングPC『R.O.G. GR6』を6月12日に日本国内で発売する。予想実売価格は9万円前後。マウスやキーボード、液晶は別売り。
本機はCPUにウルトラブック向けでTDP15Wと発熱が少ないBroadwell-UことCore i5-5200U(2コア/4スレッド、2.2GHz、最大2.7GHz)を採用。グラフィックスはNVIDIAのGeForce GTX960M、ストレージは500GB HDDを備える。一方、メモリーとOSはユーザーが自由に選択できるよう用意されていないので別途購入して組み入れるベアボーンタイプだ。メモリーはSO-DIMMスロット2つで最大16GB(DDR3L-1600)まで搭載可能。OSはWindows 8.1/8/7がインストールできる。また、2.5インチベイが1つ空いているため、HDDやSSDを取り付けてストレージ容量を拡張できる。
外部出力はHDMI、DisplayPortの2系統。そのほかのインターフェースはUSB3.0×4、USB2.0×2、ギガビットLANに加え、前面にヘッドホン出力とマイク入力、背面にライン入/出力、マイク入力、SPDIF出力を備える。サイズは60(W)×245(D)×238(H)ミリ、重量が1.3キロ。
LANコントローラーはCPU負荷が低く、ゲームで良く使われるTCPやUDPのスループットが高いことで定評のあるインテル製を採用。また、ゲームのデータ通信の優先度を上げ、ネットワークゲームのタイムラグを減らすソフト“GameFirst III”機能を備える。加えて、無線LAN通信は高速なIEEE802.11a/b/g/n/acを搭載する。
サウンド機能はオーディオ回路部分を基板から分離させ、デジタルノイズを低減させた“SupremeFX”を採用。7.1chサウンドを実現する“Sonic Studio”も備え、明瞭で臨場感あふれる音質が楽しめる。
本体前面にはSteamのロゴのボタンが搭載され、押すとSteamがテレビプレイ用の“Big Pictureモード”で起動し、ゲームコントローラーで快適に操作できる。PCゲームを快適に楽しみたいけれど、PCを置くスペースはできるだけ減らしたいといった人は購入を検討しよう。
■関連サイト
ASUS
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります