週アス最終号の誌面では、過去回を振り返る企画を“カオスがススム君”に全否定され、電子書籍化における表現の可能性について語ったのですが、週アスPLUSでは、過去回を振り返っちゃおうかと思います。
題して『シャクライが選ぶ!カオスの地味だけど良かった回』です。
地味という言い方が少々失礼ではありますが、なんといいますか派手さはないけど、なかなか奥深くてキレがある、タメになるという回がこれまでにも数多くありました。その中から、シャクライが個人的に良かった回を5本選んでみました。
ということで、はずはひとつ目。
これは先日ウェブラジオ『HOME SHOW』内でも語りましたが、『カオスだもんね!』第12巻に収録されている“ソフトグライダー”の回。
ツバメ玩具製作所さんを取材させていただいたソフトグライダーの誕生秘話。時代の流れを受けて、素材を経木からポリエチレンペーパー(PSP)への移行&その印刷での苦労話などです。
コストが合わずに、泣く泣く廃版にしたソフトグライダーの話などもあり、今読んでも読み応えのある1本です。
続いては『カオスだもんね!』単行本11巻に収録されている“リヤカー”の回。
いくら時代が進もうとも、どこかで誰かが必要とする小回りの利く運搬車両!それがリヤカー!ムラマツ車輌さんというリヤカー製作専門会社を取材したわけですが、“リヤカー”という名前の由来からその製造方法まで知ることが出来ちゃいます。
この取材時は定番のリヤカーはもちろん、よりコンパクトなものから折りたたみ可能なリヤカーまで、リヤカーのさらなる進化を見させていただきました。
3つ目は『カオスだもんね!』単行本19巻に収録されている“キャストパズル”の回。
これにはシャクライは取材後もかなり夢中になりました。製作会社であるハナヤマさんとパズル作家さんがガッチリ手を組んで作り上げた重厚なパズル。あえて解き方を一切表記しない販売スタイルもカッコよかったです。
だからこそ解けたときの喜びは快感につながります。皆さんにも体験していただきたい感じです。
続いて『カオスだもんね!』単行本15巻に収録されている“加齢臭”の回。
これはカオスでは珍しい医療系の回なんですが、加齢臭がなぜ漂ってしまうのか?その理由を“臭い界の第一人者”五味クリニックの五味常明先生に伺ってます。
あの取材からさらに年月を経た今、この回を読みなおすと加齢臭との上手なつきあいかたが身に染み、“あまり気にしすぎないことが大事”というのが心に響きました。
そして最後は『カオスだもんね!PLUS』単行本2巻に収録されている“LOVE BODY”の回。
エーワンさんを取材させていただいたこの回は、男たちのビニールドールにかける熱い想いがヒシヒシと伝わってくる、心揺さぶられる取材でした。
ビニールでいかにクビレを再現するか?そこには開発者と実際に製造に携わる町工場の職人さんとの熱い駆け引きが……。この回もぜひ読んでもらいたい1本です。
と、これまでに単行本化されたなかから、地味に良い回を5本を紹介させていただきました。
カオスは電子版になってもイイ意味で変わらずに、地味に良い回を掲載していくと思います。ですので、引き続きご愛読のほどどうぞよろしくお願いします。
因みにシャクライのオススメはdマガジンでの購読です。
電子書籍化におけるカオスだもんねの“表現の可能性”は週刊アスキー6/16号(5月26日発売)の『カオスだもんね!PLUS』でチェック!
ミズグチ画伯とシャクライさんによるウェブラジオ『HOMESHOW』も毎週配信中!
『カオスだもんね!PLUS』のミズグチ画伯&シャクライがお送りする毎週火曜日更新のおしゃべりラジオ番組です。今回はちょっと懐かしいけど今でも買えるボルナッスのガレージキットを振り返ってみたり、シャクライが週アス完全デジタル化にともない購入したタブレットのことなんかを語っています。
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