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俺がバイヤーなら今すぐ仕入れたい台北で見つけたスマホ連携アイテム:COMPUTEX 2015

2015年06月04日 20時00分更新

 コンピューターの展示会ということで、最新PCやマザーボードなどに注目が集まりがちですが、スマホ系の便利アイテムやアクセサリーを扱っているメーカーも多数出展しています。

 その中から「これを日本に持ち込んだらビッグビジネスの予感!」と筆者がビシビシと感じたスマホ系アイテムを紹介します。

●スマホでタッチすれば解錠できる『AthenaLock』

 ひとつ目は、スマホのNFC機能を利用した南京錠『AthenaLock』です。サイズは約52(W)×28(D)×53.5(H)ミリで、持ってみるとズシリと重く、かなり頑丈なつくりになっています。

COMPUTEX スマホ
↑ぱっと見は普通の南京錠ですが、鍵穴やダイヤルはありません。

 解錠には専用のアプリを使います。アプリをインストールしておけば、あとはタッチするだけで解錠できます。NFCを使うため、現状はAndroidのみ開発中とのこと。スマホとの通信はNFCのほか、Bluetoothを利用します。

COMPUTEX スマホ
↑スマホで鍵がサッと開けられるのでカンタン。

 スマホのタッチとパスワードを組み合わせた解錠方式も採用しているので、スマホを盗まれても安心。また、鍵の情報はクラウド上で管理しているので、もしスマホがなくなっても、PCなど別の端末からクラウドにアクセスして設定変更が可能です。

 さらに、鍵の情報がほかのユーザーと共有できるので、家族共有の自転車や会社のロッカーといった複数人で同じ鍵を使うというケースにも対応できます。

 市場へは2015年末の出荷を予定とのことで、バッテリーの持続時間や価格などは未定とのことです。

●子どもが歯磨きしたくなる『Smart Brush』

子どもを持つ親の悩みとしてよく聞くのが“歯磨き”。そんな親御さんの悩みを解決してくれるのが『Smart Brush』です。

COMPUTEX スマホ
↑歯ブラシの台座になっているのが本体です。

 『Smart Brush』は歯ブラシの柄の先端に取り付けるアイテム。市販の歯ブラシがそのまま使えるので、ブラシ部分がダメになってもカンタンに交換可能です。本体内にはセンサーを内蔵しており、歯ブラシの動きを検知してBluetoothでスマホと通信します。

COMPUTEX スマホ
↑市販の歯ブラシに取り付けられる。
COMPUTEX スマホ
↑柄がちょっと重くなりますが、普通の歯ブラシとして使えます。

 専用アプリでは、正しい歯磨きの仕方をレクチャーしてくれるほか、歯磨きをすることでイベントがクリアーできる機能も搭載。ゲーム感覚で子どもが自発的に楽しく歯磨きをすること間違いなし。市場への出荷は7月の予定。価格は残念ながら非公開でした。

COMPUTEX スマホ
↑アプリは現在iOS版のみとのこと。

●小型だけど音量十分の防水スピーカー『MOGICS Speaker』

 カードタイプの防水フィーチャーフォンなど、ちょっと変わった製品を毎年出展している『MOGICS』。今年の新製品を聞いてみたところ、イチオシは小型の防水スピーカーの『MOGICS Speaker』とのこと。

COMPUTEX スマホ
↑手のひらサイズで直径37ミリとコンパクトなスピーカー。
COMPUTEX スマホ
↑専用の浮き輪を付ければ、プカプカ水に浮かべて使える。

 本体底面には磁石がセットされていて、スチール素材にくっつけて使えます。さらに、同社では直径が同じサイズのライトをリリースしており、カラビナやスタンドといったオプションアイテムも供用可能。いろいろなシーンでスピーカーが活用できます。

COMPUTEX スマホ
↑底面には磁石と充電端子を装備。利用できるアクセサリーも豊富にラインアップしています。
COMPUTEX スマホ
↑磁石でピタッと貼り付けられる。

 スマホとはBluetoothで接続。実際に音を聞いてみましたが、小型ながら周りに響き渡るほどで音量は十分。さらにマイク機能もついているので、水辺での通話も可能です。

 価格は48ドル(約6000円)前後。今月から販売スタートとのこと。

●電気不要のセラミックスピーカー『ZenHorn』

 ASUS製品のような『ZenHorn』というネーミングのこの製品は、セラミック製のスマホスタンド。筒型で大きく開いているデザインが特徴的です。

COMPUTEX スマホ
↑角笛のように大きく開いた穴がある。

 このスタンドはスピーカーにもなっていますが、電力は不要。スマホをセットする部分にも小さな穴が開いていて、ここからスマホの音を拾い、内部の特殊な構造により音を増幅して、大きな穴から出力する仕組み。

COMPUTEX スマホ
↑スマホをセットする溝に穴が開いていて、スマホのスピーカーからの音を拾います。

 こちらも実際に聞いてみましたが、スマホ単体で聞くよりは大きな音になって聞こえます。電力不要なので電源がない場所でも使えるのがウレシイですね。

 今月から出荷予定。価格はサイズにもよりますが、『iPhone 6 Plus』が立てられる一番大きいモデルで100ドル(約1万2000円)前後とのこと。

 以上がCOMPUTEX会場で見つけた気になるスマホアイテムで、日本で発売されたらちょっと話題になりそうなものばかり(だと思います……)。日本のバイヤーさん、このビッグビジネスのチャンスお見逃しなく!

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