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Googleに新機能 プライバシーダッシュボードで個人情報の垂れ流しっぷりを確認する

2015年06月03日 14時00分更新

 Googleも「使いにくなぁこれ」と思っていたんだね。
 Googleが迷宮のように入り組んだプライバシー/セキュリティ設定に根本的な変更を加えた。今後は1画面で変更できるようになる。

Googleプライバシーダッシュボード
ダッシュボード画面。アカウントの管理や保護などを一覧・変更できる新しい設定画面だ。

 Googleが6月1日(現地時間)に追加した"My account dashboard(マイアカウント ダッシュボード)"は、これまでGoogleサービスごと設定する必要があったり、設定項目の階層が深すぎて迷宮のようになっていたプライバシー設定をまとめて変更できる新機能だ。

 UI設計がよろしくなかったのを逆手にとって「どう、簡単になったでしょ」というのは妙な感じもするけれど、プライバシー保護設定を細やかにオンオフしたい人には、待望の機能であるのは間違いない。

 逆説的にいえば、ダッシュボードを眺めると(イジワルな言い方かもしれないが)どれだけの情報をGoogleに垂れ流していたのかということもよくわかる。まず、”プライバシー診断”機能をつかってみよう。これだけでも、Google関連のソーシャルアカウントの設定がサッと確認できる。

Googleプライバシーダッシュボード
プライバシー診断では、まず自分のソーシャルアカウントの設定がどうなっているか確認できる。あなたのYouTubeの検索履歴や閲覧履歴からのサジェスチョン、どうなってるか覚えてます?

 プライバシー診断だけがプライバシー設定のすべてではないので、続けて"個人情報とプライバシー設定"も覗いておくべきだ。
 自分の移動履歴が丸わかりの"ロケーション履歴"などは当然として、YouTubeの検索履歴、再生履歴、ブラウザの閲覧履歴(Google Nowのカード通知に使われる)といったものが、知らず知らずのうちにオンになっているかもしれない。

Googleプライバシーダッシュボード
より細かなプライバシー設定が可能。自分の移動履歴が丸見えになるロケーション履歴はここからオフにできる。

 ちょっと気持ちが悪い気もするけれど、嫌ならこれらをオフにすればいいわけだ(ただし、Googleサービスの利便性とはトレードオフの関係なので、なんでもかんでもオフにすればいいというものではないけれど)。

 一方で、素直に設定しておいたほうが良い機能もある。"セキュリティ診断"がそれ。チュートリアル形式でアカウントの復旧情報に使う電話番号の設定や、接続端末の数(怪しい端末があれば削除できる)、連携アプリの権限の確認といったことができて、設定見直しの良い機会になりそうだ。

Googleプライバシーダッシュボード
チュートリアルに答えていく。アカウント復旧のための電話番号設定が最初に推奨される。やっておいたほうがイザというときに安心。
Googleプライバシーダッシュボード
不審な端末がアカウントにひも付けられていないか確認できる。
Googleプライバシーダッシュボード
すっかり忘れていた連携アプリでいらないものはない?怪しいアプリを見かけた場合も、ここから解除しよう。
Googleプライバシーダッシュボード
セキュリティ診断コンプリート。

●関連サイト
Google My account dashboard

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