都会の喧騒を忘れて、地方のアウトドアのレジャーへ。そこでの素晴らしい体験が忘れられずに、レジャー先に就職してしまった。そんなドラマのような話ができてしまうサービスが始まった。
ビズリーチは2015年5月26日、掲載から管理、採用費にいたるまですべて無料の転職サービス“スタンバイ”を発表。同時に、レジャーやアクティビティーの予約サイト“アソビュー!”との業務提携を発表した。両社はアソビュー!を利用する全国のレジャー事業者に対して、無料の採用サービスを提供する。目的は地方における採用難の解消のため。すでに“アソビュー!×スタンバイ”として、レジャーの求人情報が検索できる特設サイトが設置されている。検索できる内容自体はスタンバイ同様だが、人気のキーワードやレジャーならではの職種をあらかじめ条件として選択できる。
業務提携の理由として、地方レジャー産業は採用への費用がまわせないのため、採用が非常に困難であることがあげられた。アソビュー山野智久代表取締役は「アソビュー!に掲載される約300ジャンル、約2700社は多くが中小企業、個人事業主など小規模事業者が中心。予約数は増えているが、サービスの質と安定性の担保のため、ガイドやオフィススタッフなど優秀な人材が必要。簡単にできるものでなく、人材採用の課題解決が全国的に急務になっている」と語る。
左からネイチャー・ナビゲーター竪村浩一代表取締役、ビズリーチ南壮一郎代表取締役社長、アソビュー山野智久代表取締役 |
実際に会見にも同席した、ラフティングなどを運営するネイチャー・ナビゲーターの竪村浩一代表取締役も、「中小企業の一番の問題は、採用にお金をかけられない」と課題を語る。「スタンバイは無料であり、キーワード検索からアウトドアなどで見つけられるため、ベストマッチングのスタッフ募集ができるようになる。これは求人革命だと大いに期待している。同業者にも話をしているが、はやく求人を出したいと言っている。企業にとっても、スタンバイにとってもウィン。なにより求職者にメリットがある」と期待を込めていた。
■関連サイト
アソビュー!×スタンバイ
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