SUMOブランドを展開しているリクルート住まいカンパニーと日本マイクロソフトは、Bing Maps技術を活用した新住宅・不動産サービス『Bing不動産』を、5月25日(月)オープンしました。SUMOの物件量と質を、日本マイクロソフトのプラットフォーム上で快適に検索できる協業モデルとなります。
地図を起点として、価格帯、面積、駅からの所要時間など、複数の条件から物件検索できるサービスですが、物件情報が多いことと、小学校などの近隣施設やスーパー、薬局、病院など、その土地の利便性を含めてレイヤー表示できるのが魅力です。
地図検索なので、住みたいエリアがふんわりわかっていても、最寄り駅がわからない&何区かわからない、といった場合でも検索に問題ありません。
例えば、“砧公園(きぬたこうえん)”で検索した場合でも、この通り。右側には写真付きで物件が紹介されます(×ボタンで消すこともできます)。 |
左上のメニュータブで“一戸建て”を選ぶと、瞬時に戸建て情報が。新築と中古、それぞれ表示させることが可能です。 |
マンションタブにした場合。こちらも新築と中古が選択できます。また、地図をドラッグして祖師ヶ谷大蔵駅のほうに移動してみたり、駅周辺をズームしてみたりとウロウロできますね。 |
ピンをクリックすると、間取りや最寄り駅の写真など、詳細情報を表示してくれます。 |
左下の物件スライダーでは、“価格”、“専有面積”、“駅徒歩”〇分以内~を絞り込むことができます。表示切り替えが比較的スムーズで快適なところがポイント。
また、“周辺施設”表示機能が細かく指定できるのも◎。コンビニ、スーパー、ドラッグストアはもちろんのこと、ホームセンターや本屋、病院など、近くにあるといいなぁと思うお店の周辺情報をピンで表示してくれます。さらに、家を買う際に重要視する人が多い、保育園/幼稚園~中学校などの義務教育施設の位置もすぐにわかります。
知りたい項目にチェックを入れるだけ。地図上に店名が書かれていても、アイコンでスーパーなのかDVDレンタル屋なのか、はたまた薬局なのか、といった情報が瞬時にわかります。 |
もうひとつユニークなのが、“情報を重ねる”レイヤー機能。建築物の種類制限などがわかる“用途地域”表示と、土地取引の標準的な価格がわかる“地価公示”表示機能です。
住宅街がどのエリアまで広がっているのか、繁華街はどの区域まで続いているのか、といった情報がわかっておもしろい! |
こちらは地価公示。エリアではなくピンで表示。駅の北と南では倍の価格差があったりといった情報がわかります。 |
ズームレベルをひいてみると、東京近郊の地価が表示価格ごとに表示。どの辺から土地の値段が変わっていくのかもわかって勉強にもなりますね。 |
引っ越しの予定がなくても、今住んでいる家の近所がどういった状況なのか見ているだけでもおもしろい『Bing不動産』。2015年後半には、離れて住む子供と両親など、複数の人数でひとつの物件を絞り込める“パワーバランス検索(仮称)”を実装する予定とのこと。
ちなみに、今回『Bing不動産』で使われた地図のAPI、『Bing Maps for Enterprise』の日本語ウェブサイトは、明日26日から始まる開発者イベント『de:code』に合わせてオープンする予定です。
■関連サイト
Bing不動産
Bing Maps for Enterprise
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