Jolla OSをもとに独自OSを開発する(写真は通常のJollaスマートフォン) |
プーチンが一喝のもとにiPhoneを叩き割るシーンが浮かんだ。
ロシア通信省は同国独自スマホの開発を検討している。ロシア日刊紙RBCなどが報じた。14日にフィンランドの携帯電話会社ヨーラ(Jolla)などと協議し、同社のオープンソースOSをベースに独自OSの開発に着手したそうだ。
ロシアではモバイルの95%を欧米からの輸入でまかなっているが、自国生産の割合を2025年までに50%まで拡大したいと考えている。
IDCによれば、世界のOSシェアは今年2月時点でAndroid81.5%、iOS14.8%。2社だけで96.3%ものシェアを占めている。Windows Phoneは2.7%、BlackBerryはわずか0.4%。スマートフォンを中心とした情報産業は事実上、米国の独占状態だ。
エドワード・スノーデンのリークによれば、米国製のスマートフォンやウェブサービスは米当局による諜報活動に悪用されていた(メーカーが知っていたかどうかはさておき)。ロシアが警戒を強めているのも理解できる。
まあそりゃ理解はできるけど、ロシア製はロシア製でおっかないような気がするんだけど……どの国にも属さない、絶対に盗聴される恐れのない、それでいて最高にクールで便利で欲しくなるスマートフォンってないものか。
写真:Jolla
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Jolla
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