『SmartWatch 3 SWR50』と『Apple Watch』を両刀づかいしているジャイアン鈴木です。現在、両手首がふたつのスマートウォッチに専有されており、実にスマートではない状態なのですが、今後も分け隔てなく愛用して進化を見守っていきたいと考えております。さて、今回はあえてSmartWatch 3がApple Watchより便利なことを5つ挙げてみたいと思います。
1.半透過型液晶ディスプレーは直射日光下でもハッキリ見える!
SmartWatch 3が搭載しているディスプレーは“半透過型液晶”。この方式の最大の利点は直射日光下でも視認性が確保できることで、これから日に日に日差しが強くなる夏にもってこいのディスプレーなのです。
また、バックライトが消えていても、ある程度の明るさがあれば画面を確認できるのもポイント。文字盤を自分に向ける大げさなアクションをしなくても、各種情報を確認することが可能です。
2.マイクロUSBケーブルで直接充電できる!
この点は意見が分かれるかもしれませんが、個人的にはマイクロUSBケーブル経由で直接充電できる点が大変気に入っています。たしかに置くだけで充電できるクレードルは便利です。でもクレードルを持ち歩くのは非常にわずらわしいですよね。その点、マイクロUSBケーブルを直接挿せるSmartWatch 3は、バッテリーが切れたとしても一般的なマイクロUSBケーブルとモバイルバッテリーさえあれば外出先でも充電することが可能です。旅行時にできるだけ荷物を減らしたい人にはSmartWatch 3が向いているのではないでしょうか。
3.防水(IPX8)、防じん(IP6X)が謳われていて安心!
Apple Watchの防水性能がIPX7(水に浸しても影響がないように保護されている)といわれているところ、SmartWatch 3の防水性能はIPX8(潜水状態での使用に対して保護されている)。しかもIP6X(直径75μmの粉じんから保護されている)の防じん性能も謳われています。どちらにしても常温かつ真水でなければならないので、お風呂やプールなどで使用できることを完全に保証されているわけではありませんが、より高い防水性能が謳われていることは安心感につながります。
4.ウォッチフェイスを自由に変更できる!
標準で用意されているウォッチフェイスだけでなく、サードパーティーからリリースされている数多くのウォッチフェイスから自分の好きなものを選べるのがAndroid Wearの魅力。さらに、ウォッチフェイスを作成するアプリケーションもリリースされているので、好きな画像やウィジェットを組み合わせたオリジナルの文字盤も作れちゃいます。なぜかApple Watchはサードパーティーがウォッチフェイスをリリースすることを許可していないんですよね。私にとってこの方針は、Apple Watchに対する最大の不満だったりします。
5.単独でWiFi通信が可能!
SmartWatch 3はリリース当初、WiFi機能が無効化されていますが、5月下旬のOSアップデートによりWiFi通信が可能になりました。Apple WatchはWiFi通信のためにBluetooth接続されていることが前提ですが、SmartWatch 3はBluetooth接続を必要としません。つまり、自宅にAndroidスマートフォンを忘れたとしても、会社のWiFiネットワークにSmartWatch 3が接続されていれば、通知を受け取ることができるのです。
【結論】甲乙つけがたし、しばらく併用します!
「AppleWatchサイコー!」という論調が目立つので、今回はSmartWatch 3が便利なポイントをピックアップしてみましたが、個人的にはスマートウォッチとしての完成度や使い勝手は甲乙つけがたいというのが正直なところです。
スマートウォッチのいちユーザーとしてはAndroid WearとApple Watchの両プラットフォームが盛り上がって、まずは現状ちょっとさびしいアプリケーションが充実することに期待したいと思います。アプリケーションやサービスの充実なくして、スマートウォッチの本格普及はないのですから。
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