本日5月14日、isaiシリーズの4代目のモデルとなる『isai vivid』が発表されました。5月下旬発売予定とリリース間近の本モデルの魅力にじっくりと迫ってみたいと思います。
本端末を見てまず最初に感じるのがディスプレーの鮮やかさ。“vivid”という名称の由来にもなったと想像しますが、新搭載された“クアンタムディスプレー”の鮮やかさは圧巻です。上の写真は左がisai vivid、右が『isai VL』ですが、赤色部分に注目するとその差は歴然としています。ちなみにisai VLと比べて、コントラスト比が50%、輝度が25%向上しているとのこと。輝度は500nitなので、日中の屋外でも一定の視認性が確保されていることでしょう。
そして、なぜか今回の発表会プレゼンテーションで触れられなかったのですが、実はisai vividは2015年夏モデル随一のカメラ性能を備えています。画素数こそ約1600万画素と標準的なものの、1/2.6型の大型イメージセンサー、F値1.8の明るいレンズ、上下・左右・前後の3軸光学手ブレ補正を組み合わせることで、スマホカメラを超えたレベルの撮影画像を得られます。
左がisai VL、右がisai vividで撮影した画像をプレビューしているところ。isai vividが暗所をはっきりと描写できているのがわかります。 |
3軸光学手ブレ補正により、片手での撮影もよりラクになりました。 |
これはマニュアル撮影モード。ホワイトバランス、マニュアルフォーカス、露出補正、ISO感度、シャッタースピードなどを変更できます。 |
これは4秒開放のスローシャッターで撮影した画像。光の軌跡などを表現に採り入れた、アーティスティックな撮影を楽しめます。 |
セルフィー時に便利なのが“ジェスチャービュー”機能。これは、自撮り後に端末を自分の手元に引き寄せれば、直前に撮影した写真が自動的に表示される機能です。isaiシリーズというかLGエレクトロニクスの端末には、このようなユーザーフレンドリーな機能が、代を重ねるごとに搭載されています。カタログには掲載されないような細かなリファインがLGエレクトロニクスの真骨頂なので、実機を入手したら改めて記事化したいと思います。
なお、isai vividで撮影した画像を下記に掲載しました。下記の4点はリサイズしていないので、原寸表示するなどして画像の傾向をご覧ください。
isai VLによる実写画像 |
isai VLによる実写画像 |
isai VLによる実写画像 |
isai VLによる実写画像 |
さて最後に恒例のベンチマークスコアを掲載しておきましょう。ただし複数人が触った展示機で、連続してベンチマークアプリを走らせるという厳しい条件で計測しているので、あくまでもスコアは参考にとどめておいてください。
結果は、『AnTuTu Benchmark』が39946、『Geekbench 3』が3317(Multi-Core Score)、『3DMark Ice Storm Benchmark』が10388、『Quadrant Standard Edition』が23978というスコアでした。『AnTuTu Benchmark』を除けば、昨日計測したドコモのXperia Z4よりもよいスコアとなりました。
isaiシリーズは、代々LGエレクトロニクスのフラグシップスマホをカスタマイズしたモデルであり、isai vividの元になっているのは『LG G4』です。グローバルでも人気のあるLGエレクトロニクスのフラグシップスマホに、おサイフケータイやフルセグ/ワンセグなどの日本固有の機能を搭載したisai vividは、満足度の高い端末に仕上がっているのは間違いないところ。とくにカメラ機能を重視している方は、上に掲載したサンプル画像を吟味したうえで購入を検討してみてはいかがでしょうか?
●おもなスペック
OS Android5.1
CPU MSM8992(ヘキサコア、1.8GHz+1.4GHz)
メモリー 3GB
ストレージ 32GB(マイクロSDXC対応)
ディスプレー 5.5インチ液晶(2560×1440ドット、534dpi)
カメラ 1600万画素(インカメラ210万画素)
バッテリー 3000mAh
通信 LTE、WiMAX2+、IEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth4.1、NFCほか
サイズ/重量 約76(W)×10.3(D)×150(H)mm/約150g
『isai vivid LGV32』
●au
●LGエレクトロニクス
●5月下旬発売予定
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