ノベライズゲームといえば『かまいたちの夜』や『428~封鎖された渋谷で~』などの作品が有名ですが、今回紹介するのはスマホでプレイできる本格サスペンスアドベンチャー『灰色都市 32人の容疑者』(以下、灰色都市)。
こちらは海外で先行配信していたゲームでなんと250万ダウンロードを突破した世界的に話題となった作品。私も陰ながら日本での配信開始を心待ちにしていました。
ノベライズゲームというのは、文章を読み進めて進行していくゲーム。プレイヤーは主人公(場合によっては複数)になりストーリーを追いつつも、途中で出現する“選択肢”を自ら選ぶことで今後のストーリー展開を変えていくゲームシステムです。ちなみに、サウンドノベルゲームというのはスパイク・チュンソフトの登録商標。
灰色都市は4人の主人公それぞれのストーリーを進めつつ発端となった事件の真相を解き明かす物語。登場人物紹介などはコチラの記事をどうぞ。サウンドや効果音に凝っている作品ということでイヤホンを付けてプレイすることをオススメします!
早速プレイしてみると、いきなり「命が惜しくないのか!」と。なにやら怖いおじさんに捕まっている様子。そんな状況から灰色都市のストーリーが始まります。
一番最初のストーリーは灰賀剛という空手師範代が主人公。捕まっていたのもこの灰賀のようです。灰賀のストーリーでは先のおじさんに捕まる3日前からスタート。
何者からか追われている灰賀を工場現場から脱出させます。
従来のノベライズゲームでは基本的に文章を追うだけというものでしたが、灰色都市では謎解きゲーム要素もあり、画面内をタップして各ストーリー毎に必要なアイテムや謎解きのヒントを見つけ出すアドベンチャー要素も含まれています。
この坊主頭のチンピラに灰賀は追われていたようです。灰賀曰く「ハゲ」。ノベライズゲーム特有のTIPSシステムもあり、特別なワードや登場人物が文中に出ると随時追加されていきます。ハゲはひどいな…。
ストーリーでは、灰賀の空手道場の館長が借金を踏み倒して消えてしまったので、その責務を灰賀に押し付けて灰賀をチンピラたちが追いかけていました。
追い詰められた灰賀がとった行動は『タイマン』。さすが空手師範代と言うべきなのか、チンピラ相手に殴り合いをけしかけます。灰色都市に登場する主人公にはそれぞれ“特技”があり、その特技に応じた内容が各ストーリーで発動します。灰賀の場合は格闘。
ストーリー中に発揮する特技を使うパートでは、灰賀の場合はカットイン後画面に表示される“タップ”や“スワイプ”などをプレイヤーが行なうことで対応します。
最初のストーリーではチュートリアル的扱いなので、難しい要素はなくここまででクリアー。
一番最後にノベライズゲーム特有の選択肢が登場。私が選んだのは「もう一度勝負だ!」。
紆余曲折あって3日の猶予をもらい、灰賀が期間中に借金を返済するか、館長を見つけ出すかのいずれかを行なわないといけなくなってしまいました…。
今後、灰賀はどうなってしまうのか、さらにほかの主人公たちとの接点はどう繋がっていくのか非常に気になる展開です。各ストーリーを進めるには“フィルム”というアイテムが必要で、いわゆるスタミナ要素。毎日回復しますが、ゲーム内アイテムの“キャッシュ”を使うことで購入も可能なようです。各ストーリーの終わらせ方が秀逸で続きがすぐにプレイしたくなるようになっています。
がっつりと一日でプレイしていくよりも、通勤・通学中などの時間に少しずつプレイしていくとかなり楽しめるゲームですよ!
『灰色都市 32人の容疑者』
●Nexision
●無料(ゲーム内課金あり)
●対応OS iOS6.0以降/Android3.0以上
(C)2015 Nexision & 4:33 CREATIVE LAB, All Rights Reserved.
編集部ちゅーやんがレビューしました!
普段からスマホではRPGばかりプレイしてます。パズドラやモンストの攻略記事を書いてます。小説はあまり読みませんが、ノベライズや謎解きゲームはかなり好物です!
■関連サイト
・灰色都市 32人の容疑者 公式サイト
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります