いわゆる“初見殺し”が満載の死にゲーといわれるジャンルはいくつもスマホゲームとして登場していますが、まさかこのゲームがその死にゲーだったとは…。
こちら、『自衛隊コレクション』です。自衛隊と防衛省が監修して製作したスマホゲームです。自衛隊のお仕事を疑似体験できるような内容になっており、自衛隊を身近に感じられるような内容になっています。
陸上自衛隊モードでは部屋の中の画びょうを飛び越えたり…。
海上自衛隊ではクジラに吸い込まれそうになったり…。
航空自衛隊では飛んでくるゴミを航空機で避けたりするゲームです。詳しいゲーム内容はコチラの記事や動画を撮影したのでよろしければ御覧ください。
実際にプレイした方ならわかると思いますが、本当に超激ムズなのですよ、これが。スマホゲームっていわゆるカジュアルゲームが多いのでプレイ方法などもかなり簡単なものがほとんど。自衛隊コレクションも操作方法自体は画面をタップか長押しくらいなものですが、“当たり判定がシビア”なのです。
動画でも私がプレイしましたが、全くクリアーできず…。「こんな難しいゲーム、監修した自衛隊の人ならクリアーできちゃうんだろ?」と心の底でふつふつと疑問が出てきたので本当に自衛官の方にプレイしてもらいました。
今回、取材にご協力いただいた堀 裕次3等陸佐(以下、堀さん)。普段は自衛隊の広報活動を担当している方で、広報活動の一貫として『自衛隊コレクション』を監修したようです。
──自衛隊コレクション監修なのであれば、簡単にクリアーできますよね?
堀さん「陸上自衛隊なので余裕で…あっ…。」
──それなら海上自衛隊なら攻略できますよね!
堀さん「ゴール直前でクジラが…。」
──本当にクリアーしたことあるんですか…?最後に航空自衛隊で良いところ見せてください!
堀さん「いつもは避けられるんです、いつもは!」
と、ガチでプレイをしてもらいましたがクリアーできないという結果に…。そこで、なぜこんなに難しくしたのかお伺いしたところ、「簡単なゲームにするとすぐに飽きられてしまうので、何度も繰り返してプレイしてもらうために難易度を高くした。」とのこと。このゲームの難しいポイントのひとつはチュートリアルが一切ないというところ。ステージを選択すると急にゲームがスタートし、何をしていいのかわからないまま進んでしまうのです。これは、「若い世代の人はゲームへ慣れ親しんでいることから基本説明が無くともゲームに対応できるので、すぐにゲームを遊べるようにしたから。」と。このゲームのターゲットは10代後半から20代前半の方。自衛隊のPRを兼ねているのでこういうゲームから自衛隊の存在を知ってもらいたいそうです。
また、先日ゲーム内アップデートによりミッション2が配信開始されました。
相変わらず超激ムズステージの数々。腕に自身のある方はぜひとも挑戦してみては?
自衛隊コレクションの略称は公式で『Jコレ』と名付けられていますが、これは某艦隊ゲームから取ったものではなく、自衛官と合コンする『Jコン』という単語から取ったものだそうですよ!こういった裏話や取材の詳細は既に発売済みの週刊アスキー5/12-19合併号に掲載されております。よろしければお手にとってみてくださいね。
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『自衛隊コレクション』
●自衛隊・防衛省
●無料
●対応OS iOS6.0以上/Android2.3以上
(C) Japan Self Defense Forces All Rights Reserved.
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