エプソンはテレビや液晶ディスプレーのHDMIに挿すだけで利用できるスティック型PC『Endevor SY01』を5月下旬から出荷する予定だ。直販価格は送料と消費税込で2万520円。冷却ファン付きのモデルでは最安となる。
冷却ファンを搭載したスティック型PCは、マウスコンピューターの『MS-PS01F』(直販価格2万800円)が4月下旬、インテル純正の『Compute Stick』(予想実売2万2000円前後)が5月12日に発売される予定。同社は出荷こそやや遅れるが、競合他社よりも若干安く提供することになる。
CPUはAtom Z3735F(4コア/4スレッド、1.33GHz)、メモリー2GB、32GB eMMCを搭載する。OSはWindows 8.1 with Bing(32ビット)。通信機能はIEEE802.11b/g/n、Bluetooth4.0に対応。インターフェースは通常サイズのUSB2.0ポートと充電用のマイクロUSBポート、マイクロSDXCカードスロットと、他社製品と変わらない。サイズは102(W)×38(D)×14(H)ミリで、重量は約60グラム。
同社はマイクロソフトの『オールインワン メディア キーボード』とセットにした、『Endevor SY01(キーボードセットモデル)』も同時に発売する。直販価格は2万4300円。スティック型PCは初期設定時にキーボードとマウスが必要だが、USBポートがひとつしかないので、有線で接続するにはUSBハブなどを併用しなくてはならない。しかし、『オールインワン メディア キーボード』はUSBアダプターを本体に挿すだけで、すぐにワイヤレスで利用できる。タッチパッドも備えるため、キー入力とマウスカーソルの操作両方とも行なえる。
スティック型PCはマウスコンピューターが先行して数種類発売しており、BIOSの調整などを都度行なっている(参考記事)。同スペックとはいえ、BIOSやドライバーの違いによって動きに違いがみられるため、『Endevor SY01』の性能も気になるところだ。
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