アドビシステムは『Lightroom』の新バージョンを発表しました。ソフト単体でパッケージ販売される『Adobe Ligthroom 6』は1万6000円で、4月28日発売。ストア限定のアップブレード版は9600円で販売されます。また、サブスクリプションモデルの『Adobe Lightroom CC』は順次アップデート適用となる予定です。
主な新機能はこちら。
■HDRマージ
異なる露出で撮影された複数の写真を、1枚の杯ダイナミックレンジ(HDR)画像に合成できる“HDRマージ”機能が追加されました。RAWで合成してRAWで描き出せる点が魅力的です。
■パノラママージ
バラバラに撮影した一連の写真を、歪みなく1枚のパノラマ写真に合成できる機能。こちらもRAWデータで取り込み、RAWで描き出しが可能です。
■顔認識
Lightroomは現像ソフトと写真整理ソフトの両方の側面を持っていますが、人物写真整理が非常にラクになりそうな機能として、家族や友人の写真を自動的に検出してくれる顔認識機能が追加されました。顔写真に名前を入力すると自動的にグループ化するため、あとはドラッグ&ドロップで振り分ければいいというのがいいですね。
■パフォーマンスの強化
GPUパフォーマンスが強化され、写真の現像スピードが高速化。RAWの処理時にグラフィックチップを使う、使わないの選択が可能になっており、Adobe発表によれば、写真の仕上げが10倍高速化するとのこと。
■フィルターブラシの強化
段階フィルターや円形フィルターを細かくコントロールできるように。眠たい画像を部分的に明るくしたり、任意の範囲のみエフェクトを追加、マスク編集など、Phontoshopに近い機能を追加しています。
■ビデオ入りの高度なスライドショー
音楽とスライドを同期させる機能が追加されました。音楽やエフェクトを使用して、よりスタイリッシュなスライドショーを作成できます。
【必要システム構成】
●Windows版
・IntelまたはAMDプロセッサー 64bit対応必須
・Windows7、8、8.1
・メモリー 2GB以上(4GB推奨)
・HDD 2GB以上の空き容量
・GPU関連の機能向けにOpenGL 3.3およびDirectX 10対応のグラフィックボード
・インターネット接続環境
・パッケージ版の場合はDVDドライブ
●Mac OS版
・Intelマルチコアプロセッサー 64bit対応必須
・Mac OS X 10.8、10.9、10.10日本語版
・メモリー 2GB以上(4GB推奨)
・HDD 2GB以上の空き容量
・GPU関連の機能向けにOpenGL 3.3対応のグラフィックボード
・インターネット接続環境
・パッケージ版の場合はDVDドライブ
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります