週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

後輪小さっ 体を使った新感覚の立ちこぎ自転車Halfbike IIの疾走感が楽しそう

 こんにちは、クラウドファンディングサイト“kibidango”の松崎です。もうすっかり春ですね! そろそろ冬の間になまってしまったこのカラダを何とかしないと……という焦燥感に駆られている今日このごろです。そんな中で気になるプロジェクトも、気が付かないうちにフィットネス系に目がいきがち。

 前回は少しやきもきしてしまう、なかなか届かないクラウドファンディングの案件を紹介しましたが、今回ご紹介するのはそんな私が思わず支援してしまった(いつもですが、笑)健康志向のクラウドファンディングプロジェクト。キックスターターで2015年5月3日まで支援を募集中です。

Halfbike II(KickStarter)

Halfbike II
Halfbike II

 ちょっと不思議な形をした乗り物ですね。自転車のようなタイヤが一本と、2つの補助輪のようなもの。

 ブルガリア在住の建築家のマーティンとミハイルの2人の「今の自転車はちょっと大きすぎるよね。もっと小さく、体全体を使ってバランスを取りながら、みんなで楽しめる乗り物はつくれないのかな?」という発想から生まれた、全く新しいコンセプトの乗り物。商品名『Halfbike』(ハーフバイク)のとおり、サイズは自転車と比べるとかなり小さいようです。自転車と同様に、ペダルを漕いでチェーンでつながったタイヤを回すという基本的な仕組みはいっしょですが、他は完全にイチから設計されています。

 動かすタイヤは前に、サドルは付いていません。後ろに補助輪のようなものが付いていますが、左右に大きく車体を振れることができるように工夫されているオリジナルのもの。この機構により、立ったままの姿勢で漕ぐことが可能となり、自転車よりもずっと歩く感覚に近く、さらに手だけでなく体全体を使って曲がることで“乗り物を漕ぐ”というよりも、自分の体の延長として動かすことができるとのこと。

Halfbike II

 このプロジェクトのウリは、その紹介ビデオ。その完成度に思わず引き込まれてしまいます。タイトルの登場の仕方からしてカッコイイよく、ぐっと引き込まれてしまいます。私が特に気に入っているのはみんなが海際を走っているところをカメラが追いかけながら、小さい植え込みの木のようにも見える彫刻の間をすり抜けて振り返り、談笑している人たちを上から見下ろす場面。ドローンですねえ。こんな映像、撮ってみたいです。

 このHalfbike IIですが、実は“II”という名のとおり、彼らにとって2つ目のプロダクトです。第一世代もキックスターターで8万ドル以上の支援を集めましたが、この二世代目の方がはるかに改善されているようです。より洗練されたデザインもさることながら、機能面での一番大きい違いは、ハンドル部分が第一世代では1本だけで、垂直だったのが自転車と同じように両手で水平に持つ形になったところでしょうか。

Halfbike II
初代Halkbike

 8.2キロと非常に軽く、簡単に折りたたむこともできるようなので、車のトランクに積んで、近くの公園で自由に走らせる、なんてこともできそうです。公道を走るのは色々と認可とかが必要そうでひと筋縄ではいかないような気もしますがどうなんでしょう?

Halfbike II

 身長は155~190センチ、体重は90キロまでの人にフィットし、楽しんでもらえるとのこと。ただ、動画を観てあんな感じにすぐに乗れると思ったら大間違いで、実際にはある程度きちんと練習をしないとそこまで乗れるようにはならないそうです。ただ、「自転車に初めて乗れた時の感動、覚えてますか?」と、乗れるように頑張って練習することもこの乗り物の魅力、と言い切っています。

Halfbike II

 日本からも問い合わせが殺到中、とのことですのでみなさんの前に登場する日も近いかも。今ならまだプロジェクトを支援することにより、通常価格として予定されている599ドルよりもかなりお得な399ドル(日本向けの送料ドル75)で手に入れることができます。

 この原稿を書いている時点でもどんどん支援額が上がっていて、すでにストレッチゴールが設定されていた50万ドルを達成し、当初白と黒しか予定していなかったボディカラーに黄、緑、青、赤の4種類が加わっています。

Halfbike II

■関連サイト
Halfbike II(KickStarter)

Halfbike II
松崎良太 松崎良太(きびだんご株式会社 代表取締役 Chief Momotaro)
 日本興業銀行を経て2000年に当時100人足らずの楽天に入社。国内外のおもしろい投資買収先を見つける仕事などに携わる。退社後2013年にクラウドファンディング型EC『kibidango【きびだんご】』を立ち上げ、事業主やクリエイターの“やりたいこと”をみんなの力を借りて実現するお手伝いを行なっている。

 

■関連サイト
kibidango【きびだんご】
Kickstarter

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります