Self-Powered Camera(写真:コロンビア大学) |
バッテリーマークの赤いランプにあわて、バッグの予備バッテリーをごそごそしていた時代に別れを告げられるだろうか。
コロンビア大学の研究チームが、バッテリーなし、充電ケーブルなしで写真が撮れるカメラの開発に成功したと発表している。フォトダイオードで光から発電できるようにしているのだという。要は太陽光発電と同様の仕組みだ。
センサアレイに合計1200個のフォトダイオードを配し、バッテリーなしで写真が撮れる。300ルクスの光があれば1秒に1枚の写真が撮れるという。300ルクスは一般的なオフィスの明るさだ。
現在はまだ解像度にして30×40ドットと低いが「有効な解像度およびフレームレートで撮影できる製品が作れると確信している」と研究チームは自信を見せている。
撮影実験。明るさ392ルクスの光で撮影に成功した |
30×40、合計1200個のフォトダイオードで発電する |
撮れた写真。うーん、いい坊主だね!(そこか) |
主任研究員のシュリー・ナイヤルは米メディアの取材に応じ、スマートフォンやウェアラブルデバイスに応用する道があるとも話していた。たしかに小さなバッテリーしかつめないスマートウォッチなどにはうってつけかもしれない。
まずはトイカメラでいいから製品化してほしいなー。太陽写真みたいで楽しそうじゃない?
写真:コロンビア大学 研究チーム
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Self-Powered Camera
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