EvernoteはAdonit製iOS向けスタイラスペンの新作『Jot Script 2 Evernote edition スタイラスペン by Adonit』の販売を開始しました。直販サイト“Evernote Market”にて9490円で発売中です。
前作の『Jot Script Evernote edition』と実機で比較しつつ、生まれ変わったポイントをチェックしてみましょう。
↑『Jot Script 2 Evernote edition スタイラスペン by Adonit』の外箱。 |
↑背面には日本語も含め多言語で説明が書いてあります。 |
↑箱を開けてみるとJot Script 2 Evernote editionの概要紹介がのっています。 |
Jot Script 2 Evernote editionは前機種に比べて本体自体が細くなり、持ちやすくなりました。重さも29グラムから18グラムになって軽量化されています。まさに普通のボールペンを手に持った感覚に近くなりました。
↑こちらがペン本体と充電器。 |
↑前作と比べるとこんな感じ。手前のシルバーのペンが新作。 |
バッテリーも単4乾電池から内蔵リチウムイオン電池式に進化。付属のUSBチャージャーの丸い部分に本体の上部をはめ込むことで充電可能です。マグネットでペンとチャージャーはしっかり固定されるため、場所によってはペンが地面と平行になってしまってもそのまま充電できます。ちなみに公称値では45分間の充電で最大20時間の利用が可能とのこと。
↑通常の充電イメージ。 |
↑このようなシチュエーションでも充電可能。 |
また、全体的なペンの反応速度も向上しています。先端部分の材質も変更になっているため、iPadのディスプレーにペン先が触れたときの音も前に比べて小さくなっていました。
↑ペン先も変更され、描き味が向上(右が新作)。 |
なお、前作同様iPadなどとの接続にはBluetoothを利用。Evernote製のアプリ『Penultimate』や『Forge』、『Notes Plus』などといったJot Script対応アプリでペアリングすることで、ペン利用中に手が画面に触れてもペンのみが反応するパームリジェクション機能などが有効になります。
↑Penultimateでペアリングしているところ。 |
↑自分の持ち方にあわせて設定を変えよう。 |
実際に数日間、打ち合わせのメモなどに使ってみて、やはり前作に比べてペンの追従性が格段に上がっていると実感。ひと呼吸間を置いてから反映されていた文字がスイスイと表示されるようになって、非常に快適です。
↑実際に書いてみたメモ。 |
また、細い文字や簡単なイラストも描きやすい、メモだけでなく何か考えをまとめたいときや、強調部分を示したいときに最適でした。
↑簡単なイラストも描きやすくなりました。 |
iOS向けのBluetooth接続のスタイラスペンは他社も出しています。筆圧検知の精度としては2048レベル対応のワコム『Intuos Creative Stylus 2』には劣りますが、Intuosが絵やレタッチに特化している一方、こちらはより文字や簡単なイラストに特化した製品になっています。
Penultimateで描いたノートはEvernoteに同期可能なため、ノート内の手描き文字は検索できる状態(OCR)になります。Jot Script 2 Evernote editionには6ヵ月ぶんのEvernoteプレミアムのシリアルコードが付属しているのでより快適に検索、アップロードなどが可能です。
手描きメモのデジタル化を検討している人はもちろんですが、前作ユーザーもぜひ一度チェックしてみてください。
●関連サイト
Evernote Market 該当商品ページ
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