MSX。週アスPLUSをお読みいただいている方なら説明の必要もないかと思いますが、約30年前に登場し、全世界で400万台以上も売れた大ヒットパソコンの規格です(当時ね当時)。
「HITBITがどこにも売ってないとソニーから怒られたビル・ゲイツ」、「西和彦とビル・ゲイツがヤマハの工場にジェットヘリで乗り込んできた」、「最後まで売っていたMSXはビクターの在庫処分品」というような、当時を知る人々ならではの証言をまとめた電子書籍が発売になりました。
『MSXを作れ!! ジェットヘリで来て発注するスゴい男たち』は、“MSX30周年”記念企画(もうすぐ32周年になりますが)として週アスPLUSで連載されたMSXに関する連載をまとめた電子書籍です。MSXものとしては3冊目になります。今回の目玉はやはり冒頭に挙げた、当時のMSX開発者の方に対するインタビュー。元ビクターおよびヤマハの当時の方に貴重なお話をいただくことができました。また、『盤上の夜』で日本SF対象を受賞した作家、宮内悠先生には、アメリカでのMSX事情と「アセンブラを自作した」というマニアックなMSX思い出話を。マイクロソフトにいてMSXのプロモーションに係わっていたトム佐藤氏からは、その著書『マイクロソフト戦記―世界標準の作られ方―』からMSXに関する部分を(もちろん許諾を得て)ご紹介させていただいています。
↑電子書籍なので、iPhoneやタブレットなどなどでご覧いただけます。この写真のバックに写っているのは実はウィンドウズ・ノートPCです。BOOK☆WALKERなどWindows用のビューアーがあれば当然パソコンでも見られるわけです。 |
もちろん、それだけでなく、「サンリオがMSXに参入しようとしていた!?」などMSXこぼれ話、そして、みなさんのMSX知識に挑戦「MSX検定(という名のクイズ)」など、MSXユーザーだった人ならぜひ知っておきたい話題11本(うち1本は書下ろし)を収録。
↑こういう画像にキュンキュンしちゃう人、必読です。MSX検定BASICプログラム編より。さて、これは何をするプログラムでしょう? |
当時MSXを持っていた人も、88mkIISRとか買って我々を見下していた人も、本書は300円程度ですのでご祝儀とでも思ってライト感覚でカジュアル気分でできごころでポチッと買ってやってくださいませ。よろしくお願い申し上げます。
書名 MSXを作れ!! ジェットヘリで来て発注するスゴい男たち 週刊アスキー・ワンテーマ
著者 MSXアソシエーション
価格 300円(税別) ※価格は配信サイトによって多少変わる可能性があります。
●2015/4/10時点で確認の取れている配信サイトは以下の通りです。
BOOK☆WALKER
Kindleストア
楽天ブックス
Yahoo!ブックストア
ソニーReader Store
紀伊國屋Kinoppy
東芝BookPlace
BookLive
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