Facebookの開発者会議“F8”初日の基調講演が2015年3月25日10時(現地時間)に開催され、マーク・ザッカバーグCEOが登場した。初日の基調講演で出たのが、“Messenger”の進化だ。“Messenger Platform(メッセンジャープラットフォーム)”の構築を発表、これによりピクチャーアニメーションやGIFなどを作成するサードパーティーアプリをMessenger上で利用できるようになる。
アプリ開発者が簡単にMessenger連携アプリを作成できるプラットフォームとなるもので、 各連携アプリをAppStoreなどでインストールするれば利用可能。連携アプリのアイコンには、メッセンジャーのアイコンが小さく付いているのが目印だ。GIF、写真、動画、音声などメッセージングをより豊かにする40以上のアプリが開始時に用意される予定だ。送られた相手も、ワンタップでそのアプリをインストールできる。
デベロッパーサイトでローンチ時に対応する40のアプリは確認できる。すべてがまだ対応しているわけではないようだが、メッセンジャー上でインストールボタンに対応するアプリも確認できている。
またメッセンジャーをECなど顧客向けビジネスで使える機能も強化する。注文や出荷のトラッキング情報といったステータス更新をメッセージで受信、地図上に表示するなど、迅速に応答。進行中のメッセージはひとつのスレッドで統一される。こちらは近日詳細が公開予定だ。
そのほかザッカーバーグはテキスト、写真、動画、その次にバーチャルリアリティー(VR)があるとし、ニュースフィードでの全天球型VR動画のプレビュー表示に対応すると予告。
F8は2日目の26日にも基調講演が予定され、Oculusのミシェル・アブラッシュチーフサイエンティストが登場する予定。ニュースフィードについてより深く語られるのか、また別の話題が飛び出すのか注目だ。こちらもライブストリーミングが用意されている。
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