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街の悩みは自分たちで解決 横浜アプリコンテストの大賞決まる

2015年03月25日 07時00分更新

 横浜市民の課題を解決するためのアプリを開発、アイデアを競うコンテスト“YOKOHAMA Ups!”の表彰式が、2015年3月24日に横浜ランドマークタワーで行なわれた。横浜市やデジタルハリウッド大学、パソナテックなどが官民一体となって取り組まれているイベントだ。日常をちょっと便利で楽しくしたいなどをテーマにして、スマートフォン、タブレットのアプリを実際に開発する“アプリ開発部門”とアイデアを募集する“アイデア部門”の2つの部門で競われた。

YOKOHAMA Ups!

 開発部門の大賞に選ばれたのは、SEデザインの開発したアプリ『PiiCON!(ピーコン)』だ。現地発信型の観光などの地域情報を届けるアプリ。受賞したSEデザインの深澤朋香氏は「スマホは身近なデバイス、人とのコミュニケーション意外に、人と街を結ぶツールをつくれないかとつくった。観光情報を届けるアプリだが、訪日外国人向け、住んでいる人のコミュニケーション、地域の活性化に結び付けられればいい」とコメントした。

YOKOHAMA Ups!

 そのほか、優秀賞には横浜を舞台にしたアニメ、マンガの舞台をめぐる観光と風景アプリ『横浜聖地マップ』。奨励賞にはGPS連動するガイドアプリ『横浜シティトレッカソン2015』が選ばれた。

 アイデア部門の大賞は、『横浜市の緑を増やすアプリ』。市民の声を拾って、行政が行動を起こせるプラットフォームとなるもの。街をよくしたい、行政にかかわりたいという気持ちがあっても動けない、そんな人がアクションしやすくなるアプリのアイデアだ。そのほか優秀賞は写真を撮るときに決まったポーズばかりしてしまう人にアイデアを渡す『横浜ポーズ』。奨励賞の『コレミテ!』は災害時などで簡単な操作で避難所までの祭典経路をマップ表示したりできるアプリだ。

YOKOHAMA Ups!

  横浜市は共創オープンフォーラムという行政と民間、企業を結ぶプラットフォームをつくり、積極的に行政のデータを公開して、オープンデータの活用、民間のアプリやサービスと連携させようという活発な動きを見せる。今後も、このような取り組みは年間をとおして、さまざまなイベントを行なっていくとしている。

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