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高音質LDAC対応モデルの半額以下で買えるBTスピーカーの音ってどうなの?

2015年03月21日 11時00分更新

 1万円以上のものが中心だったBTスピーカーだが、昨今では6000円を切る価格で買えるものも増えてきている。BTスピーカーはポータブル利用を意識したバッテリー内蔵モデルが多く、基本的に低価格モデルにも採用される。今回は、ポータブル向けの中でも特徴的な機能をもつ4製品を、音質比較から音割れするボリュームの検証までやってみた。

CREATIVE WOOF2
直販価格 3218円
●クリエイティブメディア

BTスピーカー比較

 99.1(W)×96.6(D)×65.8(H)ミリと手のひらサイズながらユニットを上向きに備え、360度に音を拡散するモノラルスピーカー。ハンズフリー通話にも対応する。

わかりやすい操作系

BTスピーカー比較
↑天面にBTペアリングボタンを搭載。AUX入力端子も装備する。

最大でも問題ナシ

BTスピーカー比較
↑本体音量を最大に、iPhoneの音量も最大(16)にしてみたが、音割れはなかった。

バランス志向だが情報量不足

 無指向性で中域が不鮮明なため、ボーカルがメインのJ-POPでは表現力不足。音の広がりと高域、低域は一定量あった。クラシックなどをBGMとして鳴らす用にならアリ。

Amazonベーシック ポータブル Bluetoothスピーカー
直販価格 4980円
●Amazonベーシック

 

BTスピーカー比較

 ステレオのユニットを前面に備え、背面には1基パッシブラジエーターを搭載する音質重視のコスパ優先モデル。

上部にボタンを配置

BTスピーカー比較
↑低価格機では珍しく、音量やペアリングのボタンを天面に備える。置いたままで操作しやすい。

音量15までが無難

BTスピーカー比較
↑音量はiPhoneと連動しており、最大にすると中音域で音割れが発生した。

高音域の表現力が高い

 音の志向性が高く、中高域の表現力に優れている。J-POPを聴いてみると、低音もバランスよく聴けるレベル。正面に設置して聞けば音の立体感もある。ほかの3機種と比べて、音量は最も大きく出せる。

LBT-SPP300AV
実売価格 2900円前後
●エレコム

BTスピーカー比較

 4機種中最も低価格ながらCD並みの音質となるapt-Xに対応した高音質モデル。ステレオの40ミリドライバーとパッシブラジエーターを搭載する。

NFC接続に対応

BTスピーカー比較
↑apt-Xのみならず、対応スマホなどと気軽に接続できるNFCを搭載。機能はかなり豪華と言える。

音割れには要注意

BTスピーカー比較
↑音量はiPhoneと連動。iPhoneの音量で14以上にすると音割れが発生するので注意が必要。

ステレオ対応で広がりのある音

 低音はパワー不足なので、ダンス系の音楽はやや物足りない。しかし、J-POPやクラシックの音はしっかり広がったのが◎。高音域が滑らかで、激安モデルの中では最も優秀と言える音質だ。

JBL CLIP
実売価格 5700円前後
●ハーマンインターナショナル

BTスピーカー比較

 コンパクトなボディーに3.2ワットの40ミリ径フルレンジスピーカーを内蔵する。フック(カラビナ型)でカバンなどにもつけやすく、携帯するのに便利だ。

巻き付け式ケーブルを装備

BTスピーカー比較
↑本体裏にステレオミニケーブルを内蔵し、有線での接続がラク。

力強い音だが音割れしない

BTスピーカー比較
↑音量がiPhoneと連動するタイプ。音はパワフルだが、最大にしても音割れはなかった。

低音のリズムが出てロックやJ-POPに向く

 4機種中最小クラスだが、見た目以上に低音のパンチが効いている。ダンス系やロック、J-POPでは気持ちの良い鳴り。モノラル仕様で空間表現は狭いが、手元で歌を聴くなら最適。

 実売価格1万8300円前後の高音質無線コーデック“LDAC”対応の『SRS-X33』などと聴き比べると、やはり物足りない部分が多い低価格BTスピーカーだが、友人との集まりなどにカバンの中に忍ばせて持って行くといった使い方なら最も手軽で使いやすいジャンルだ。

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