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Xperia J1 Compactの海外仕様のSTAMINAモードやベンチマークを確認

2015年03月20日 17時00分更新

 ソニーモバイルの発表したソネットの格安SIM対応の『Xperia J1 Compact』。週アスではいち早く実機レポートをお送りしましたが、今回は性能や中身のより細かいところを見ていきたいと思います。

Xperia J1 Compact
↑ソネット、ソニー直販やイオンモバイルで販売される『Xperia J1 Compact』。

●“STAMINAモード”と端末管理は海外モデルと同様

 最近のXperia端末には、より長いバッテリー駆動時間を実現する“STAMINAモード”が搭載されています。マニアの中では有名な話ですが、このSTAMINAモードは海外モデルと国内モデルでは仕様が異なります。

 海外モデルはSTAMINAモードをオンにすると、待ち受け(スリープ)中の実行アプリをほとんど抑制します。一方、国内モデルはキャリアのサービスを意図しない形で止めてしまわないように“待ち受け中に止めるアプリを指定する”方式になっています。指定できないアプリもあるので、比較すると海外版のSTAMINAモードのほうがより“強力”で、省電力効果は大きいです。

Xperia J1 Compact
↑Xperia J1 CompactのSTAMINAモードは海外仕様。“止めないアプリ”を選ぶ方式。
Xperia J1 Compact
↑国内版Xperia Z3 CompactなどのSTAMINAモードは“止めるアプリ”を選ぶ方式。

 また、端末をなくしたとき、国内版のAndroid端末であればGoogleのデバイスマネージャーを利用したり、キャリアの遠隔サービスを使ったりできます。J1 Compactの場合は、キャリアのサービスの代わりに、海外版Xperiaで使われている“my Xperia”が搭載されています。my XperiaもGoogleデバイスマネージャーと同様に、端末の場所を地図上で表示したり、音を鳴らして探したり、端末内のデータを遠隔で消去できたりします。

Xperia J1 Compact
↑J1 Compactはmy Xperiaが使える。

●技適マークは電子表示

Xperia J1 Compact

 もちろん国内で正規に販売される端末なので技適マークはもちろんついています。シールや筐体への刻印ではなく、設定の“端末情報”から表示できます。

●スペックは“格安スマホ”並みではない

Xperia J1 Compact

 J1 Compactは、CPUが2.2GHzクアッドコアの『MSM8974』、メモリー 2GB、ストレージは16GBと、昨年夏モデルの『Xperia A2 SO-04F』とほぼ同じ基本スペックです。そのため、ほかの“格安スマホ”よりは十分な性能を備えています。そのぶん、本体の一括購入価格(SIMの初回事務手数料込み)は6万2424円と高めですが、ソネットの格安SIMによって毎月の費用を抑えられるようになっています。

Xperia J1 Compact
↑グラフィック性能を『3DMark(Ice Storm Unlimited)』、総合性能を『GeekBench 3(Multi-Core Score)』と『AnTuTu』で計測。J1 CompactとZenFone 5でそれぞれ5回実行して計算した平均値。VAIO Phoneはまだ正式版を入手していないため発表会場でのベンチ結果を参考値として掲載(AnTuTuのみ)。

●優先ネットワークモードは国内仕様

Xperia J1 Compact

 海外端末だとモバイルネットワークはLTEのみを利用するモードもあったりしますが、J1 CompactでLTEを使うには“LTE/WCDMA/GSM(自動)”を選択するしかありません。日本ではGSMネットワークはもう使われていないので、せめて“LTE/3G”モードが欲しいところです。

●カメラの“+アプリ”は高負荷機能以外はほぼ対応

Xperia J1 Compact

 Xperiaといえば高品質なカメラも魅力のひとつ。J1 Compactも背面カメラは2070万画素の“Exmor RS for mobile”を搭載しており、あとからカメラ機能を追加できる“+アプリ”にも対応しています。Xperia Z3などで搭載されている、CPUにかなりの負荷のかかる“4Kビデオ”や“タイムシフトビデオ”以外は、生放送も可能な“Live on YouTube”も含め対応しています。

●ストラップホールもカメラキーもある

Xperia J1 Compact

 最後に、基本的なことに戻るようですが意外に需要の高い点をピックアップ。

 Xperiaでは定番のストラップホールは本体右下側面、カメラキーも右側面にあります。もちろん、カメラキーは長押しでカメラが起動する“クイック起動”にも対応。長押し時に“カメラ起動”、“起動と同時に静止画撮影”、“起動と同時に動画撮影”、“オフ”の4種類の設定が可能です。

 以上。Xperia J1 Compactのチョット気になる細かい仕様をご紹介しました。通信費の抑えられるスマホの中でも高価な部類の本端末ですが、そのぶんXperiaらしい機能はだいたいそろえているように思います。

 通信費を抑えつつおサイフケータイを使う人だけでなく、「ハイレゾ音楽再生や4K動画撮影などはまだ使わないかな」と考えている人にもぜひオススメです。

●関連サイト
ソニーモバイル 該当製品ページ

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