思えば、MSX(1)ユーザーにとって、コナミは救世主でした。カラーグラフィックやスプライトといったゲーム向きの機能を備えつつも、色数や1行に表示できるスプライト制限などがきつく、MSX(1)ではゲームセンターにあるようなハイセンスなゲームは難しいと思っていたところに、そんな制限などみじんも感じさせない(は、言い過ぎか)センスとテクニックでもって次々と面白いゲームを僕たちに提供し続けてくれました。
さて、そんなコナミのMSX用ゲームを1冊に収めた電子書籍『偉大なるコナミのMSXゲーム伝説』が発売されました。週アスPLUSをお読みのかたならおなじみだと思いますが、MSX30周年記念(もうすぐ32周年になりますが…)として連載されている『スロット&スプライト』からコナミ関連の記事をまとめたものになります。電子書籍のみの書下ろしとして、「Wii UやPCで、今遊べるコナミのMSXゲームたち」も収録。Wii Uのバーチャルコンソールで9本、Wiiのバーチャルコンソールで13本、Windows(ProjectEGG)で10本ものMSXゲームを遊べるんですって(今後増える可能性はあります)。本書を読んで懐かしくなったら、実際にプレイしてみてもいいかも。
今回はスマホでも読みやすいよう、デバイスによってレイアウトが変化する(専門用語で“リフロー型”といいます)タイプになっていますので、ぜひ通勤・通学時の電車の中でも楽しんでください。
↑リフロー型なので、スマホの小さな画面でも最適な文字サイズで読めます。 |
本書の収録ゲーム数は54本、大人の事情というか権利関係で収録できなかったタイトルもありますが、おそらくMSX用に発売されたコナミのソフトがこれだけの本数まとまった本は日本初ではないかと。資料としてぜひ一家に一冊いかがでしょう?
↑電子書籍のみの書下ろし部分をチラ見せ。しつこいようですが、リフロー型なのでビューアーアプリによっては背景色を変えたり横画面にしたりと読みやすいカタチでご覧いただけます。 |
ここだけの話ですが、掲載画像の1枚1枚タイトル1本1本についてコナミさんのチェックを受けるのは結構大変な作業でした。おそらくコナミさんにとっても大変だったことでしょう。なにせ30年近くも前の作品です。事実確認だけでも相当骨の折れる作業です。あらためてコナミさんには感謝感謝でございます。30年前も、そして今も。
書名 週刊アスキー・ワンテーマ 偉大なるコナミのMSXゲーム伝説
著者 MSXアソシエーション
価格 300円(税別)
※2015/3/26追記:価格は配信サイトによって多少変わる可能性があります。
●2015/3/20時点で確認の取れている配信サイトは以下の通り。今後配信サイトは増える予定です。
BOOK☆WALKER
Kindleストア
楽天ブックス(kobo)
Yahoo!ブックストア
ソニーReader Store
紀伊國屋Kinoppy
東芝BookPlace
BookLive
honto
eBookJapan
セブンネットショッピング
あ、ところで週アスPLUSのMSX連載のうち、コナミ以外のネタはどうしたかって? それらをまとめたもう1冊の電子書籍を現在鋭意制作中です。お楽しみに!
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