グーグルグラス……早すぎたんだ。
グーグルの研究所「GoogleX」に所属するアストロ・テラー氏が「グーグルグラスはいささか誇大広告的だった」と認める発言をしたそうだ。ロイターが報じている。
記事によれば、開発者の士気をたかめるため「いささか注目を集めすぎるきらいがあった」とテラー氏は述べている。
米オースティンで開催中のイベント「サウスバイサウスウエスト 2015」(SXSW 2015)講演で述べたもの。グーグルはグーグルグラスの一般消費者向け販売をとりやめたが、これは「一時停止」そして「リセット」に向けた戦略という位置づけとのこと。
現在グーグルグラスは産業向けに販売をつづけている。
効率的に商品のピックアップをさせたいような企業にはともかく、「スマートフォンの次」を待っていた消費者にとってグーグルグラスは期待をさせすぎた、というのが現実的な話のようだ。
ちなみにSXSWでは、Facebook傘下のVRデバイス『オキュラスリフト』が注目を集めているようだ。メディアでは「目がくらむほどのデモが展開されている」と報じられている。
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